GWはカンボジア (14) ホテル・ドゥラペ

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ツアーに付いている昼食をキャンセル、シェムリアップ市内の目抜き通りである「シヴォタ通り」に面するこの「ホテル・ドゥラペ」(Hotel De La Paix)で、バスを下ろしてもらいます。

この辺にはそれなりにビル的な建物(「低層」ですが・・・)も並んでいますが、このホテルの醸し出す瀟洒な雰囲気は圧巻で、まさにこのエリアのランドマーク的な建物となっています。
このホテルのオリジナルはその名の通りフランス系ホテルで1957年の創業、それが2005年、僕の敬愛するビル・ベンスレイ(Bill Bensley)の手により完全リニューアル、今やシェムリアップ一のデザイナーズ・ホテルとして蘇りました。
ビル・ベンスレイ。
僕に言わせれば彼にトロピカルなラグジャリー・リゾートを作らせたら絶対良いものになる!の、その分野の達人とも言えるバンコク在住のアメリカ人建築家です。

最近の彼の代表作はサムイ島の「フォーシーズンズホテル」でしょう。
あそこも素晴らしい出来でした。
(彼のHPは http://www.bensley.com:8080/html/eng/index.jsp)
「ホテル・ドゥラペ」の内部はどこもモノトーンを基調にしたスタイリッシュなもの、一番人の出入りの多いラウンジもご覧のようなアーティスティックなもの、その名も「ジ・アーツ・ラウンジ」(The Arts Lounge)と言います。
中央を展示スペースにしたり、照明を替えたりで、多目的に使えるラウンジだそうです。
(寝そべり系の椅子も沢山あって、まったり出来ます)
ホテル・スタッフは男性が多く、ヨウジ・ヤマモト「風」な黒のユニフォームで格好付けています。

館内は「いかにも」の世界。
光もうまく使っています。
夜はホテル全体がこのライティング的になるので、夜はまたこのホテル、ロマンチックでちょっと淫靡な大人の雰囲気に変身します。

ただ惜しむらくは、こうしたエキゾチックな像の質感。
予算をもう少しかければ・・・ですが、カンボジアでは無理なのでしょうか。
印象的な中庭。

その周囲に並ぶ飲食スペース。
わずか107室のホテルにこんなに席は要らないでしょう・・・
と思うのは、このめちゃくちゃ「熱い」(「暑い」よりこの表現の方が当たってる感じ)昼だからで、これが夜になってプールの周囲がライトアップされると・・・だ、そうです。
ここは台湾の喫茶店のように、ブランコになっている席。
こういうインテリアにも、「いかにも」の雰囲気を出す努力に抜かりありません。
どうしてここに泊まらなかったの?ですが、ここのロケーションの良さは認めるとして、その町の真ん中と言うことの裏返し、つまり部屋の窓からの景色がつまらなそうだと踏んだからなんです。
なお、ホテルのHPは http://www.hoteldelapaixangkor.com/en/ です、ご参考まで。
次はここでのランチの話です。

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