僕の乗った「ボストン半日ツアー」という日本語ツアー、そのハイライトを端折り端折りですが、こうして記録に残しています。
今度は18~19世紀のレンガ作りの家が軒を連ねている「ビーコン・ヒル」(Beacon Hill)の見学です。
この地区にはWASP(ワスプ)と呼ばれるアングロサクソン系白人で、かつプロテスタントの子孫たちが多く暮らし、エリート階級を形成しています。
ダウンタウンの喧騒とは対照的に、エレガントで豪奢な雰囲気がいかにも高級住宅街を感じさせてくれます。
僕らがバスを降りた「マウント・バーノン通り」(Mount Vernon Street)、一見平坦に見えますが「ビーコン・ヒル」の名の通り、起伏に富んだエリアです。
ガス灯が配され、店々にはその店の看板と旗が出され、実にエレガントな街並みが続いています。
僕はオルコットの「若草物語」の世界を思い出させるようなこの地区を朝に夕に気の向くままに歩いてみたいと思っていたのですが、やはりガイドが見どころを効率良く紹介、連れて行ってくれると、2度目はないかなって気になってしまいました。
それは僕らを含めて観光客の多さの故です。
この「エイコーン通り」(Acorn Street)などはボストンの絵葉書にも使われるほど有名な場所ですが、ここが私有地の私道にもかかわらず、団体で奥まで入っていくグループが多数。
車が置いてあるのも私道なので当たり前ですが、「この自動車が邪魔」というそぶりや態度で笑いあう不躾なグループ。
こういうところに自分の家がある人は、本当に大変でしょう。
取りあえず団体が切れたところをもう一枚、カシャッ。
石畳も実際に暮らすとなると・・・です。
「ウェスト・シダー通り」(West Cedar Street)の蔦のからまる家々。
まさに「ビーコン・ヒル」スタイル。
冬は雪の多いボストン、ブーツに付いた雪をこれで拭ったのでしょうか。
こんな有名でもない裏通りも、とてもチャーミング。
あぁ、やっぱりもう一度ここに来たいかな・・・時間さえあれば・・・。
このあたりに駐車してある車には「ビーコン・ヒル」のステッカーが・・・ボストンではステイタスなんだそうです。