僕の夏休みのアメリカ旅行、シカゴ・ボストンと回ってきて、最後の街は「ビッグ・アップル」、ニューヨークです。
この街にもたったの1泊、僕の旅行の定石通り、どこのホテルに泊まろうかから考えに考えたホテルが、この「ザ・セタイ・フィフスアヴェニュー」(The Setai Fifth Avenue)というところ。
ここは、その名の通り5番街の36丁目と37丁目の間に2010年11月にオープンしたばかりの、57階建てホテル兼コンドミニアムです。
名前からマイアミのサウス・ビーチにある同名のホテル(The Setai Miami Beach)を思い浮かべる方もおられるでしょうが、あそこは別のホテルというか別のマネージメントによるホテル。
こちらはニューヨークのウォール・ストリートにもスパ&クラブ(The Setai Spa & Club Wall Street)を持つ「カペラ・ホテルズ」(Capella Hotels & Resorts)グループのホテル。
そう、シンガポール・セントーサ島の「カペラ・シンガポール」(Capella Singspore)のあの「カペラ」です。
主にメキシコやドイツにホテルを展開しているチェーンですが、2013年1月にはついに日本にもお目見えの予定なんです。
(次いではタイのバンコクにも川沿いにオープンだとか・・・)
それは「カペラ・ニセコ」(Capella Niseko)、北海道はアンヌプリに建つ超豪華スキーリゾート・ホテルで、まだ公式にはその外観など発表されていません。
でも、どうやらこんなホテルになりそうだという噂です。
超モダンな作りですね。
で、マイアミの方の同名のホテルは日本にもお馴染みの「GHMグループ」のホテル。
つまりランカウイの「ザ・ダタイ」(The Datai)、バリの「ザ・レギャン」(The Legian)、ホイアンの「ザ・ナムハイ」(The Nam Hai)、チェンマイやマスカットの「ザ・チェディ」(The Chedi)と同じグループのホテルということになります。
脱線し過ぎました。
話を僕の泊まる5番街の「ザ・セタイ」のほうに戻しましょう。
ここは157室のホテル・ルーム、57室のホテル・アパートメント (長期滞在用ホテル・ルーム)、そして190室のコンドミニアムからなる大型のビル。
ロケーション的には「エンパイア・ステイト・ビルディング」から2ブロック、「ブライアント・パーク」からも3ブロックと最高で、ダウンタウンにもアップタウンにも実にアクセスしやすい抜群の場所です。
ホテル・エントランスは5番街に・・・。
絶対に「見た目」で選ばれているとしか言いようのない人たちが、瞬時にホテルに関係ある人間かどうかを見分けます。
ホテル・ゲストには「とろけるよう」に優しいです。
とてもアメリカのホテルとは思えないくらい・・・。
でも、ホテルに縁のなさそうな人には・・・結構冷たいです。
僕はこのレセプション、気に入りました。
エレガントでシック、ゴージャスな生花でアクセントを付け、そのレセプションにいる美男美女の最高のホスピタリティ・・・これは良いホテルじゃないですか、この時点でそんな確信をしてしまいました。
「アイ・フィオリ」(Ai Fiori)という超有名レストランがある上の階に上がる階段辺りも、何やらアーティスティック。
ここはコンシェルジュ・デスク。
実に有能な韓国とコロンビア出身の女性コンシェルジュ達が常時詰めていて、ゲストの要望を一手に引き受けてくれます。
このホテルでは、ルーム・サービスや観光案内を始めとする細かなニーズまでの世話をするパーソナル・アシスタント(「簡易」バトラーみたいなもの)が全てのゲストに付くというサービスが謳い文句ですが、僕クラスではここのコンシェルジュ達で十分中の十分です。
レセプションの奥も見てみましょうか。
ラウンジ風の席からバーに入っていくことになります。
ここは「バー・オン・フィフス」(Bar On Fifth)といういかにもニューヨークを感じさせるセレブ向きのバー。
ここではほとんど毎夜ジャズのライブ演奏が聞けて、特にピアノの入ったジャズがお好きな方には、なかなかなアーティスト・セレクションになっているようです。
夜にここをちょっと覗いてみましたが、ものすごく良い雰囲気。
ただ「お金持ち」オーラが出ていないと、居ずらいバーかも・・・。
特に女性のオシャレ度は半端なかったです。
こちらがバーの正式なドア。
さ、それは部屋に行きましょうか、ここがエレベーター・ホール。
艶出しの黒が基調色、すぐに指紋が目立ちそうな色合いですが、いつも本当にきれいになっていて、ゲストを迎えてくれます。
部屋まで案内してくれるベルは雑誌「GQ」のモデルみたいな人、身長だけは僕もそう変わらないけど、他はもう全然で・・・ニューヨーク好きのhagidasさん風に言うと「トホホ」でしたぁ(笑)。