墓参り

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この間の3連休は前2日が仕事、最後の1日のみ人並みに休めたので、最近急死した僕の古くからの友人のお墓参りに、もう一人の親友と、長野県の某所に行ってきました。
折からの連休でメチャクチャ混んでいる場所もありましたが、訪れたここには朝顔が咲き誇り、人一人いない静けさの中、故人をしのんできました。
日帰りとはいえ、そこは僕のこと、その近隣地域にも足を伸ばしてきましたので、その報告は明日から・・・ということで。

K君、安らかに眠ってください。お疲れ様。心から合掌です。

長野県の「某所」と言っておきましょう。
これが、友人のK君の墓参りに行った寺です。
山は見えるし、空気は澄んでいるし、ちょうどこの日は絶好の秋晴れ・・・K君、君は本当に良いところで眠っているよ。
改めて合掌、心からご冥福をお祈りいたします。
その寺の近くに、この町の名所があると聞いて、せっかくなのでそこも訪れてみました。
墓参りにかこつけての、僕らの「長野小旅行」。
楽しいことの好きだったK君は、こんな僕らの不謹慎(?)を許してくれるはず・・・僕と親友のブーちゃんは、この町の後に、近くの小布施、時間があれば善光寺までも行ってみようなんて「悪乗り」を考えています。

この町はとても古くからある蔵の町並みが残る城下町、豪商の旧家が残した大邸宅が観光用に開放されていました。
江戸中期の享保年間、この家の初代が、この町で穀物、菜種油、煙草、綿、酒造業などの商売を始め、以後代々この藩の御用達を勤めるとともに、名字帯刀を許される大地主へと成長したんだそうです。
幕末には士分としてここの藩の財政に関わる重責も果たし、その財力は藩をも上回る北信濃屈指の豪商となった、と・・・。
当時の面影を伝える屋敷構えは、約100m四方を20の土蔵が取り囲む豪壮なもので、内部には天明年間作庭の池泉廻遊式庭園のほか、客殿や主家などの建物が軒をつらねています。

ただひたすら、すごいです。
中に展示されている豪華な衣装類、蒔絵を多く使った芸術品としか言えない小物類、素晴らしい陶器類・・・ため息あるのみでした。
豪商の館を見学した後は、天気が良いので町中に歩いて戻り、人の出入りの多そうな蕎麦屋に入ってみます。
蕎麦屋と言ったも求道的な専門店(笑)ではなく、お客の半分はとんかつとか親子丼を食べているような店です。
町の人に愛される蕎麦屋・・・K君も子供の頃、ご両親に連れてきてもらっていたかもしれません。

味は抜群・・・と言いたいところですが、蕎麦自体ははまずまずなものの、汁が僕の好みではありませんでした。

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