なつかしの「満来」

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僕は最近はなるべくラーメンを食べないようにしているのですが(ダイエットのため・・・笑)、新宿の「小田急HALC」裏のこの店のある小さい通りを通ってしまうと、この店の存在には抗えません。
評判の店だから?
違います。
僕が新宿に良く出没していたX十年前から、一時的な中断はあるにしろ、この店はここにあったからです。
つまり、想い出の店、自分の青春時代の一こま一こまが織り込まれた店なのです。
当時は狭~いカウンター(そのうち2階席も・・・)だけのラーメン屋でした。
あまりの懐かしさに無意識のうちに入ってしまった「満来」のラーメンは、昔と同じ味がしました。
あっさりした東京スタイルの醤油味、縮れた平打ちの太めの麺、異常なほど大きいチャーシュー、メンマとネギ、そして刻み海苔・・・僕はラーメン・ファナティクスではありませんから、これだけで感激、当時の思い出がフラッシュバックしてきてしまってからは、もう駄目です(笑)。
違う人(代)なのでしょうが、威勢の良い女性の声まで、懐かしいです。
この店の特長、それはなんと言ってもこのチャーシューでしょう。
これは「チャーシューらあめん」(値段は、驚異の1400円!)ですが、肉の重さだけで300グラム以上はありそう、何でこんなに大量なのか分かりませんが、昔からこの店、こうでした。
いつも腹が減っていた昔と違って(笑)、最後は少しチャーシューを残してしまった今の僕が、なんとも残念であわれです(笑)。
本当は「チャーシューざる」(通称チャーざる)を頼んだ方が良かったのかもしれませんが、当時の僕はいつもこの「チャーシューらあめん」だった・・・だから今日もそれです。
味もさることながら想い出も・・・僕にとって特別なラーメン屋です。

で、どうしても今思い出せないことがあります。
それは当時、この「満来」の隣にあったジャズ・レコードの専門店、何と言う名前だったでしょう。
僕はあそこでジョン・コレトレーンを聞き、ソニー・ロリンズを買い、ジャンルこそ違え、レコード・コレクターの道に入っていったのです。

うちの奥さんに「覚えているか?」と聞くと、「あたしも付き合ってすぐにここに連れて行かれたよ」とのこと。
やっぱり・・・。
あれからもうX十年たちました。
はぁ・・・(笑)。

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