金武アグーしゃぶしゃぶ金武

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「ステーキハウス・ジャッキー」、「燕郷房」(ヤンキョウファン)、「ちゅらさん亭」、「豚々ジャッキー」・・・と「ダブルツリー那覇」に泊まった時の近隣ダイニング・ベニューをいろいろ紹介してきましたが、今回は場所的には「豚々ジャッキー」の近くになるのかな、しゃぶしゃぶの「金武アグーしゃぶしゃぶ金武」をご紹介します。

ロケーションはここ、「ダブルツリー」から歩いて5~6分です。

店のウェブサイトやfacebookはないようですが、ネット情報では

琉球王朝最後の王「尚 泰」の曾孫にあたる「尚 承」氏
料理番組や沖縄の伝統料理の出版も多数あり。
NHK朝ドラ「ちゅらさん」の料理監修も務めておりました。
尚氏監修の沖縄料理の数々をお楽しみください。

沖縄の豚肉、島野菜、海産物からデザートまで、沖縄の魅力を存分に味わえるのが魅力のお店。ゆったり過ごせる個室があり、県外のお客様のおもてなしにも最適です。

県内でもあまり流通していない貴重な「金武アグー」

証明書付きの純血統種100%の「金武アグー」は、脂身がさっぱりしており柔らかくてジューシー、しつこくありません。県内で流通しているアグーは純血統種30~50%のものが殆どなのだとか。本物の味を堪能できます。

など、思わずそそられる言葉が並んでいます。

それにここはこうしたカウンター席があり、1人での飲食にも十分対応しているところが、今回の僕のような一人旅には〇なダイニング。

アラカルトのメニューもありますが、ここは何といってもアグー純血統種の金武アグーを使ったしゃぶしゃぶがメイン(コースで4000円)、これが基本セッティングです。

オウナーの瀬古さんが、熱心にというか情熱的に、このアグー純血統種の金武アグーについて、熱弁をふるってくれます。

この方の熱弁を聞かないと、この店では料理が始まらないよう。
でもこれで料理がより美味しくいただけるってものですが。

アラカルトもあります。

まずは前菜、クーブ(昆布)イリチーとジーマーミー豆腐。
そして鍋が煮立つと、いよいよ肉と野菜が運ばれてきます。
金武アグーのロースとバラ、そして島野菜、別皿に海ぶどう。
オウナーが言う通り、豚肉に何の臭味もありません。
元々沖縄にいた「琉球在来豚アグー」の血統が50%以上の豚、発酵配合飼料(残飯などは使用しないもの)を使い生育した豚で、DNA鑑定済みの雄雌アグー豚から生まれた豚の肉と・・・。

美味しそうな色合いです。

島野菜の方は奥さま(多分)が説明。
全部覚えきれませんでしたが、クワンソウ、雲南百薬(ウンナンヒャクヤク)、オオタニワタリ、ターム(田芋)、くだんそう(キクニガナ)、島にんじん、青パパイヤ、ハンダマ、シブイ(冬瓜)・・・などが少しずつ並んでいます。
青パパイヤなどは僕らの想像を超えた姿で(撚れてない干瓢みたい、違うか?)・・・。
しゃぶしゃぶは肉の場合、ほんの10秒くらいで良いようです。
それを海ぶどうなどに巻いて・・・

お好みの薬味を付けて、パクリです。

出されている薬味は実に沖縄っぽく、石垣島産シークワァーサー胡椒、屋我地島の塩、首里の玉那覇味噌とオウナーがこだわり選び抜いたもの。

僕はこの石垣島産シークワァーサー胡椒がかなり気に入り、店のものとは違うと思いますが、スーパーで買って帰り、家で肉料理などに付けて食べています。<br
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もずくもあったので、それもしゃぶしゃぶ。

金武アグーはさすがに脂肪に甘味もあって美味しいものでしたが、オウナーが絶賛するほどにまでは思わないのは、他でいろいろ食べちゃってるからでしょうか。
島野菜も僕らには珍しいと思うものばかりですが、こうして鍋で食べてみるとそれほどの特徴も・・・とまで言うのは意地悪かもしれません。
本当は肉のお替りもしたいところですが、ここはぐっとこらえて、コースの〆、「じゃがめん」をお願いします。

何でも宜野座村の特産品だそうで、じゃがいもの入った麺と。
肉や野菜の出汁が十分出た鍋に入れて、一煮たちしたら食べられます。

これもオウナーが言う「絶品」には感じませんでしたが、もちろん素朴な味で悪くありません。
しかし「絶品」だったのはこの出汁の出まくったスープで、僕は残ったスープを何杯もお替りしてしまいました。

で、何で肉のお替りをしなかったのかですが、それは偏にアラカルトメニューにあったラフテー(800円)の魅力故です。

ラフテーに使う豚はアグー豚でもやや純潔度の低いものだそう、コースに出て来るような金武アグーだと煮溶けちゃうんだそうです。
いや~、それにしても旨そうな色。
煮汁が割と多く入っているのを見て、思わずご飯も注文です。
こうしてラフテー丼にして・・・
この煮汁がご飯に沁み込んで、ラフテーともども最高でしたよ、これ。
(ま、ラフテーはどこで食べても大抵美味しいですが)
そして最後はアイスクリームのデザート。
塩パインアイスに琉球伝統菓子の「謝花きっぱん店」の冬瓜漬けのトッピング付きです。
すみません、桔餅(橘餅)にフォーカス合わせ過ぎました。
これも沖縄を代表する銘菓、お土産ですよね。
ということでこの「金武アグーしゃぶしゃぶ金武」という店、いろいろこだわっている店のようですが、大推薦とまではいかないかもしれません。
でもご興味のある方は是非、オウナーおよび店員さん達も親切な対応でしたよ。
なお日曜日はお休みです。
最後にオウナーの名刺の裏を・・・。

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