大阪滞在を「now in Osaka」として実況していた僕の2泊3日の大阪出張。
やっとのことでまとめ始めることが出来ました。
まずは1泊目の「コンラッド大阪」から。
6月9日のオープン以来、このブログでは皆さんのレポートを含め、ずっと取り上げ続けてきましたが、僕自身は今回初めて、やっとのことで泊まることが出来ました。
ただし前述のように、宿泊値段がとんでもない高値だったので、ヒルトンのポイントを使っての無料宿泊(80000ポイント/1泊)。
チェックインは土曜日の午後で、伊丹空港から中之島・肥後橋のこのホテルまでタクシーで5260円(高速代込み)でした。
今回市内までリムジンバスを使わなかった理由は、経費で落ちそうだったこと、梅田までバスで行ってももう一度そこからタクシーなどを使わざるをえなそうなこと、時間がすごくタイトで急いでいたことの3点。
タクシーならドアトゥドアでたったの20分、値段は高かったですが、この簡便さと時間短縮はお金に代えがたいものでした。
一応オフィシャルなアクセス方法のインフォメーションとしては
■電車にてお越しの場合
地下鉄四つ橋線「肥後橋駅」、京阪中ノ島線「渡辺橋駅」 直結
■お車にてお越しの場合
阪神高速4号線湾岸線「土佐堀」出口から約14分。中之島フェスティバルタワーを目指してください
■関西国際空港からのアクセス
・エアポートリムジンバスで大阪駅前周辺から約50分
・電車で約60分。南海線「なんば駅」経由、地下鉄四ツ橋線「肥後橋駅」
・車で約50分。阪神高速4号線湾岸線「土佐堀」出口から中之島フェスティバルタワーを目指してください
■大阪国際 (伊丹) 空港からのアクセス
・エアポートリムジンバスで大阪駅前周辺から約30分
・電車で約40分。大阪モノレール「蛍池駅」経由、大阪市営四つ橋線「肥後橋駅」
・車で約20分。阪神高速11号線池田線「土佐堀」出口から中之島フェスティバルタワーを目指してください
とありました。
これは主に歩きで近隣から来た時の目線。
縦に走っているのは四つ橋筋で、肥後橋の北詰辺りから写真を撮っています。
向かって左が40階建ての「フェスティバルタワー・ウェスト」で、ここの33階以上に「コンラッド大阪」は入っています。
右側は「朝日新聞大阪本社」の入る「フェスティバルタワー(イースト)」で、両者を地下で繋ぐ「フェスティバルプラザ」にはたくさんのレストランも入っています。
つまりここは通りを挟んだツインタワー・ビルということになります。
あ、木が少し邪魔していますが「コンラッド大阪」のロゴも見えますね。
周囲には「APAホテル」、「三井ガーデンホテル大阪プレミア」、「リーガ中之島イン」などホテルだらけ、隣の渡辺橋まで行けば「ANAクラウンプラザホテル大阪」、「ホテルエルセラーン大阪」もあり、先日取りあげた「パレスホテル大阪」予定地もこの辺りのはずです。
ここが四つ橋筋からのホテルの入口。
ここにはドアマンなどはいません。
ドアマン、ベルがちゃんといるのはこちら、車専用のこのエントランス。
人数は少なくなりますが、ベルはたいていの時間誰か一人は詰めています。
まだまだどこも新品ぴかぴか、コンピューターによる波のディスプレイに従って奥に入って行くと、ベルデスクが・・・。
ここにはミネラルウォーターなどが置かれ、到着した人、ジョギングから帰った人に備えています。
傘など部屋にも常備してありますが、ここでも貸し出してくれます。
僕のホテル到着は午後2時頃。
ドアマンの他、ベルも複数いて、彼らの連携も良く、ベルデスクで予約名を聞かれ、40階のレセプションに到着すると、僕の書類が揃えてあり、「お待ち申し上げておりました、shakinbaby様(本当は本名で)」と・・・。
すぐにお絞りと柑橘系のかけらの入ったウェルカムドリンクが出され、いかにも優秀そうなゲストリレーションの女性の丁寧なあいさつも・・・。
モルディブのコンラッドに長かったM女史、いよいよ日本に戻ってきたようです。
僕がこうした素晴らしい連携をほめると嬉しそうに、「でもオープンニング当初はひどいものだったんです。もう悪夢としか言えない日が続きました」と。
この話はまた後で書くとして、ベルに案内されて40階のレセプションに急ぎます。
1階のエレベーターホールの照明はかなりキラキラしたもの。
これまでのコンラッドのイメージより、コンテンポラリーで、ほんの少しエッジの効いたデザインのような気もします。
天井は高く、空調も〇。
エレベータの中のボタンは38階ボールルーム、ウェディングサロン、39階チャペル、ミーティングルーム、40階ロビー、レストラン&バーの4か所のみ。
40階で下りてすぐ右にあるのはこのレストラン、鉄板焼きとお寿司の「蔵」、「C:GRILL」というグリル料理レストラン。
でも何といっても圧巻なのは、降りてすぐ正面に見えるこの3階ぶち抜きのガラス窓と、そこに降りて行く印象的な形の螺旋階段です。
「あべのハルカス」から「梅田」まで、いやもちろんそれ以上に広がる大阪の街。
このホテルのコンセプト「Your Address in the Sky」を早くも体感、このデザイン、このパノラマビューには誰しも思わず足を止めてしまいます。
実に印象的なデザイン。
浮き上がるような絨毯のデザインも注目だし、ここは誰でも利用出来るフリーゾーン。
40階から2階分下がった38階、前述のように38階と39階はいわゆるバンケットフロアです。
ここを含めた「コンラッド大阪」のデザインは橋本夕紀夫氏と日建スペースデザインという日本人デザイナーチームのコラボ。
https://www.hydesign.jp/jp/space/accommodation.html (橋本氏の他のホテルデザイン)
コンテンポラリー・デザインに和のタッチも少し。
ガラスもきれいに磨かれています。
窓からの景色。
いつも見慣れた大阪がまた違うものに見えたりします。
奥のひときわ高いビルが「あべのハルカス」です。
淀川の川面がキラキラして、街に川があるって良いですね。
高いところ好きの僕には堪えられない景色、もうこれだけで心躍ってしまいます。
すみません、レセプションにも着かないうちに1回目が終わってしまいました。
僕のヒルトン・オナーズのポイント、80000ポイントで「コンラッド大阪」に無料宿泊したレポートの2回目です。
前にも書きましたが、この日は3連休の週末、とても混んでいる日で、値段は宿泊日が近づくにつれて、完全売り切れ、空室表示がゼロとなる日があったり、空室があっても8万円台++からという高値で(総額では10万円超え)、宿泊前日には7万円台後半++からという状態でしたが、、かなり後まで80000ポイントでのポイント宿泊は可能でした。
こういう高値の時はポイントを使うのが一番。
1ポイントが1.2円以上には使えましたから、お得に使えたと思います。
で、ここから先が40階のレセプション・エリア。
左右には現在的にデフォルメされた風神雷神をモチーフとしたアート作品が・・・。
「Fu/Rai」という作品名だそうです。
日本建築の「門」へのオマージュでもあるのでしょう。
圧倒的なガラス窓、高い天井、モダンなインテリア、そしてどこも本当にきれいに整えられています。
奥に見えているのは「40スカイバー&ラウンジ」。
レセプション・カウンターもモダンな設えです。
スタッフは6月のオープン以来だいぶ慣れてきているようで、流れるような対応。
(1)でも書きましたが、ベルからレセプショニストに引き継がれ、ベルデスクからの連絡が来ているのでしょう、僕のチェックイン用紙はすでに用意され、後は予約を確認してサインをするだけ。
ウェルカムドリンクとお絞りも出され、頃合を見計らったようにゲストリレーションの女性からも丁寧な挨拶がありました。
すごく有能な女性。
「コンラッド・モルディブ・ランガリ・アイランド」で散々鍛えられたのでしょう。
レセプショニストからも彼女からも「今日は本当に満室で、申し訳ないがアップグレード出来ない」、「レイト・チェックアウトも不可」と宣告されます。
それでも、形だけでしょうが、一応PCをカチャカチャさせながら空室があるか調べてくれるふりをしますが(笑)、答えは同じ。
でも僕は知ってるもんね、10分ほど前、タクシーの中でホテルのウェブをチェック時には上記クラスの部屋にちゃんと空室あったことを・・・。
最後には「有償でも良いので・・・」と粘りましたが、これも答は同じ、「本当に満室なんです」と。
もうこれ以上はさすがの僕も押しませんでした。
でもこのこと以外は、スタッフの感じはどの人もとても良く、フレンドリーで、東京のスタッフがクール・ビューティーとすれば、大阪はハートウォーミングな接遇で、とても好印象。
チェックアウトする頃には、チェックイン時の不満なんて忘れているほどでした。
レセプション・エリア奥からエントランス方向の「Fu/Rai」を見たところ。
ここまで来たついでに、奥にある「40スカイバー&ラウンジ」も見ておきましょうか。
ここの奥は緩やかに「アトモス・ダイニング」というオールデイダイニングにも繋がっています。
朝食から夜遅くのバー・タイムまで開いていますが、僕がチェックインした時はアフタヌーンティー・タイムでした。
どの時間帯にしろ、やはりここは窓際席GETでしょう。
アフタヌーンティーは確か4000円。
夜10時以降のカバーチャージは1400円のはずです。
夜にはすっかり有名になった「タコヤキ・イン・ザ・スカイ」などのユニークなカクテルも勢揃い。
僕が見聞きしたところでは、夜はライブ演奏など入らす、DJブースからクラビーな音楽が流れていました。
やはりここは昼も夜も天気の良いことが必須ですね。
「40スカイバー&ラウンジ」の所から客室エレベーターの方に進んで行くと・・・
「40スカイバー&ラウンジ」と一部繋がっているかのような、ホテルのオールデイダイニング「アトモス・ダイニング」のエントランスがあります。
ここはホテルでは朝食会場、朝の6時半からのオープンです。
39階にあるエグゼクティブラウンジでも朝食は取れますが、この「アトモス・ダイニング」、出される食事内容も、スタッフのホスピタリティもなかなかのものでした。
東京より上。
ここがエレベーターホールです。
エレベーターの中もモダンなデザイン。
ここが39階、エグゼクティブラウンジ前です。
チェックインは40階のレセプションカウンターでも、ここ39階のラウンジでも、どちらでも可能です。
「コンラッド大阪」のチェックインは、ダイアモンドメンバーの場合、40階のレセプション・デスクでも、39階のエグゼクティブラウンジででも、好きな方で可能です。
フロア自体にセキュリティがかかっていないので、入室には部屋番号の提示が必要なこともありますが、顔を覚えられてしまえば・・・。
ここのスタッフにもいろいろ良くしてもらいました。
「ヒルトン大阪」にいた女性、フィリピン人のまだ英語の方が話しやすいという女性・・・。
ラウンジの概要は、チェックイン時もらえるこの説明書に詳しいです。
オープンは朝6時半から夜10時まで、
弧を描いた形のラウンジには、いろいろなタイプの椅子が置かれています。
ここでも窓際に配した椅子から埋まっていくよう。
こうした本もインテリアの一部、まだまだ手つかずで、とてもきれいな状態で並べられていました。
僕がチェックイン後、部屋に行く前に寄ったラウンジは、時間的にアフタヌーンティーの時間。
テーブルの上には各種のスイーツが・・・、でも思ったほどの種類、質ではありませんでした。
冷蔵庫は見せるタイプのもので格好良い作り。
イタリアのミネラルウォーター、アクアパンナなども冷えていて、ラウンジ利用時にはこの美味しい水を何度もいただいちゃいました。
ドリンク各種。
雨のあと少し晴れてきた大阪のパノラマビューを見ながらのスイーツ・タイム。
奥の皿は甘くないもので、黒く見えているのは海苔を使ったオープンサンドでした。
さぁ、一息ついたし、アサインされた34階に急ぎましょう。
午後5時からは会議だし、4時半にはそこに着いているとして、4時にはこのホテルを出なくちゃでしょう。
あと30分しかない、部屋の写真全部撮れるかな。
時間はもう午後3時過ぎ。
午後4時にはホテルを出ないと仕事に間に合わなさそうなので、急いで「お部屋拝見」です。
エレベーターホールはこんな(上品な?)キラキラ系。
他の部分同様、これまでのコンラッドのデザインとはちょっと違う印象です。
廊下はダークブラウン一色で落ち着いているというか、やや暗め。
客室は33階から37階までに全164室あり、日本のヒルトンで初めてのデジタルキー対応のホテルです。
僕はレセプションでのアップグレードなどを予想していたので(実際にはすべて断られましたが、泣)、今回はこのアプリでのチェックインはしませんでした。
スタッフに案内されての僕の部屋は34階。
ドアを開けると、すぐに部屋の中は見えない作りで、このホテルは最低でも50㎡はあるので、こうした作りも可能なのでしょう。
↑の右側にはトイレ。
ここでもエントランス周辺はダークブラウン一色なので、やや暗めです。
↑の右側を開けるとクローゼット。
部屋に入ると、カーテンが自動で開くようになっているようで、入って行くと数秒でフル・ハイトの窓から日の光が一杯に入ってきます。
このホテルの部屋カテゴリーは当初キング、ツインあるものの50㎡のデラックスルーム、66㎡のエグゼクティブルーム、その上はスイートというかなり大雑把なものだったらしいのですが、最近北側・南側の眺望がベターなデラックスルームをプレミアムデラックスルームに、エグゼクティブでもビューバスでキングの部屋をエグゼクティブコーナールームにと、カテゴリーが細分化されたようです。
一部にはそれは上級メンバーのアップグレード対策とか・・・。
僕の部屋は北側を向いているので、プレミアムデラックスルームかと思いきや、大手予約サイトのプレミアムデラックスルームの説明に
客室の最上層37階・36階の中でも格別な眺望をお約束する北・南側に限定した客室で、コンラッド大阪ならではの素晴らしい眺望を充分に満喫していただけます。
さらに嬉しい無料プレミアムWi-Fi付き。
モダンな中にも和のエッセンスを取り入れた客室は、スタンダードルームながら50平米のゆとりある空間。
全面に配された窓からは地上200mからの大阪の絶景を臨み、北側のお部屋からは淀川の豊かな川の流れと遠くには生駒山などの連なる山々、伊丹空港に降りる飛行機などをご覧いただけ、南側のお部屋からは、大阪駅などの都会的な景色や中之島の歴史的な建造物、靭公園の緑などをお楽しみいただけます。
とありましたから、僕の34階はこれに当てはまらず、チェックインの時に言われた「満室なのでアップグレード不可」は本当に本当でした(泣)。
コンテンポラリティと和の融合デザインとのことですが、和はかなり控えめ、でも要所要所にそれは感じます。
ベッドは〇、リネン類は最高級とはいえませんが、まずまずの質。
リング状の照明はエレベーターの中にもあり、「コンラッド東京」のベイシンの照明を思い出させます。
コンラッド・ベアはターンダウンの時に置かれるのかと思ったら、もうベッドの中央に・・・。
ここのベアは黒、ダックの方は用意されておらず、ただいま製作中とホテル・スタッフは言っていました。。
部屋全体に艶出しの黒の部分が多く、まだ新しいので傷一つなく、とにかくきれいなのですが、ハウスキーピングの人は大変でしょう、これは。
ベッドサイドのコントローラーは便利で使いやすい・・・。
カーテンや照明・室温の調整など簡単に出来ます。
窓際にはカウチ、クッションの色合いも良いですね。
窓からの景色。
ガラス窓も良く磨かれていて、だんだん晴れてきた大阪北のパノラマビューを充分に堪能することが出来ました。
リッツカールトンもヒルトンも大阪駅も一望の下です。
テーブルは丸テーブルですが、ビジネスタイプのチェアも置かれ、スツールもあるので、ビジネスユースにも、2人でくつろぐのにも使えます。
ウェルカムアメニティーは格好良いものの、お金はかけてない感じ(ごめんなさい)。
もちろん味はOKですよ。
壁際の様子。
コンセント各種、開けると鏡と物入れ、「コンラッド東京」と同じような箱に入ったブローシャなど・・・。
TVは角度をつけられ、ラゲッジラックの下はこうなっています。
僕がポイント利用で無料で泊まった「コンラッド大阪」。
部屋タイプは一番普通のキングデラックスルーム、50㎡の部屋です。
ミニバー・エリアは和の色合い、デザインも入れたもので、ミネラルウォーターとコップ、鉄瓶と湯呑、ミルクウォーマー付きのネスプレッソ、そのカプセルとティーバッグの入った箱などが、整然と並んでいます。
ティーバッグはTWG。
引出しの中。
下の扉を開けると、冷蔵庫、スナック類、湯沸かしポットなどが・・・。
改めてベッド周囲を見たところです。
部屋は50㎡の広さ、天井も高いので、部屋は本当に広く感じますが、その理由の一つにベッドルームとウェットエリアの間のこの動くドアがあります。
開けておくと(↑)こうして部屋が広く見え、閉めると(↓)プライベート感が増します。
僕は一人利用、広く見えた方が良いので、ドアはずっと開けておきました。
おっ、風呂は「アンダーズ東京」のような円形(直径1.2m)。
ベイシンはダブルで、こんな様子です。
バスローブは「コンラッド東京」と同じものを使っている気がします。
トイレタリーはアロマセラピーアソシエイツ製。
照明も〇だし、まだどこも本当にきれいです。
引出しの中の小物、これは特別なものではなくヒルトン標準。
ボディタオルもあります。
ドライヤーは隣の引出しに。
バスルームに赤い色を使うなど、前にも書きましたが、これまでのコンラッドよりエッジを効かせたデザインです。
水圧は普通。
浴室として広いし、頭上からのレイン・シャワーもあるので、快適なバスタイムを過ごすことが出来ます。
バスルームの中からベイシン方向を見たところ。
ウェットエリアから改めて部屋奥、窓の方を見たところ。
クローゼット内も必要なものはほとんど揃っています。
最高級ホテルのようにシューキーパーだったり、ヨガマットだったりはありませんが・・・。
前回載せなかった、ドアすぐのところにあるトイレ。
最後にこの部屋の売り、地上200mからの景色をもう一度見ておきましょうか。
大阪北の高層ビル群が一望の下、天気さえ良ければ、ビルの夜景がきれいなことでしょう。
あぁ、時間はぎりぎり、午後4時近くになりました。
出かけなければ・・・。
本当なら僕の大好物である暮れなずむ大阪のシティーラインをたっぷり見たかったのに。
最後に第一印象的にはこの部屋、良い感じでした、◎。
質感は最高級とまではいきませんが、良く考えられて作られていて、まだとにかく新品同様だし、僕は気に入りました。