24 hours Dubai (12) サトワ地区の「AL MALLAH」でランチ

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送迎付きの「ドバイヘリコプター遊覧飛行」から宿泊ホテルへの帰り、僕は思い切って運転手に聞いてみます。
「行き先をホテルじゃなくて別の場所に変えられますか?」
陽気で気の良さそうなパキスタン人運転手は即座に
「良いですよ、遠くなければどこでも良いですよ、どこに行きます?」
と・・・。
この帰路の変更はもともと規則上OKだったのか、運転手の好意だったのかは分かりませんが、とにかく彼に感謝。

もう時間は午後2時過ぎで、僕のお腹も何とか空いてきた、出来ればドバイのツーリスト・エリアではないローカルなところをぶらぶらしてみたい、そしてローカルな料理店でアラブっぽい料理をランチに食べてみたい・・・。

事前にいくつか候補に考えていたエリアから、運転手の返事を聞いて瞬時に行き先を絞り込みます。
まずは川沿いのデイラ地区(Deira)はどうだろう。

スパイススーク、ゴールドスーク、パフュームスークもあるし、どう歩いても楽しめそう、レストランもいっぱいあるはず。

ドバイメトロも通っているし・・・。

でもこのエリアはすでにもう行っているし、今回はパスかな。

デイラからアブラを使って行けるブールドバイ(Bur Dubai)は?
ブールジュマンモールもあるし、メトロの駅もたくさんある。
ホテルの立ち並ぶシェイクザイードロード(Sheikh Zayed Road)エリアは近代的過ぎて、僕のローカルな街歩きってエリアではなさそう。

そうなると サトワ地区(Satwa)は?

アルディヤファ通り(Al Diyafah Street)に近く、メトロの駅はないようですが、僕の宿泊ホテルからの距離もそうあるわけではないし、インド人やパキスタン人、フィリピン人などの多い活気あるエリア、レストランも数多い、帰路のタクシーも捕まえやすい・・・と聞いています。
そうか、そこにするか。

タクシーの運転手に
「サトワに行ってください」
と。

頷く運転手に僕は事前に下調べしておいたサトワ地区のレストラン情報などを再チェックします。
ここまでは本当に上手く行き、このサトワという選択はローカル街歩きには悪くない選択だったと思うのですが、間違ったのは時間の選択。

「サトワのどこで下ります?」
と運転手が聞いてきます。
僕は地図と、窓の外を見ながら、
「あ、ここここ、ここで」
と・・・。
事前にチェックしておいたアラブレストラン「AL MALLAH」の大きな看板が見えたからです。

店は外装工事中でしたが、営業はしてそう。
店の奥を覗くと、席は半分以上埋まり、どのお客もローカルな人達風です。
そう、街歩きのスタート、取りあえずのランチはここにしよう・・・。
店のマネージャー格の男性はそこそこの英語を話しとてもフレンドリーでしたが、ウェイターたちは仕事は早いものの、英語など全く駄目なタイプ。

僕は、マネージャーが笑顔一杯で分かりやすい英語併記のメニューを持ってきてくれたにもかかわらず
「シュワルマをお願いします」
と瞬発的に・・・。

僕にとってアラブっぽい食事の代表がシュワルマなんです。
シュワルマとは、アラブのパンでチキンやラムを野菜と一緒に包んで食べるアラブのサンドイッチ(もしくはタコス)のようなもので、僕の感覚ではどこの店にもあるはず、だからメニューも良く見ずに頼んじゃったのです。
するとマネージャー、何と
「ノー」
と。
「えっ?」
と驚く僕にマネージャーは時計を指さし
「まだ早い、この時間はシュワルマは出せません」
というではないですか。


あぁ、そうだった、確か、以前そう聞いたことがある、忘れていたぁ(涙)。
そうかぁ、この時間はシュワルマを食べられないのかぁ。
替わりにチキンのグリル(35ディルハム)をオーダーしながら、ネットを繋げてどうしてシュワルマは夕方以降の提供なのか調べてみます。
多くの「シュワルマは夕方から・・・」の情報は見つかりましたが、どうしてなのか?は調べきれませんでした。
この理由などご存知の方、ご教示いただけると嬉しいです。

ここはアラブ・レストラン、アルコールは一切ありませんが、ジュースの品揃はすごくて、全部で30種類以上のジュースやシェークのメニューが並んでいます。
海外のグルメサイトではバナナジュースがお奨めなんてなっていました、僕は迷わずマンゴを・・・。
ジュースはたいていサイズ別に11、13、ラージが15ディルハム。
で、このマンゴジュース、僕のこれまでのマンゴジュースの中でベスト3に入る美味しいものだったんですよ。
タイでもフィリピンでも美味しいマンゴやマンゴジュースはたくさん体験してきましたが、ここのはそれらどれにも劣りません。
ほぼ100%の生ジュースを思われる濃厚さ、香り、きめの細かい食感と喉越し、これは美味しかったです。
このジュースのためにもう一度この店に行っても良いほど・・・。
僕の注文はこのジュースとチキンのグリルだけ(総額48ディルハム=約1500円弱)にもかかわらず、無料での付け合わせがどんどん出てきます。
ピクルス、生野菜盛り合わせ、暖めたピタパン・・・。
どうやらこれらすべて無料で付いてくるもののようです。

で、これがメインのチキン、炭火焼きが香ばしいジューシーなチキンですが、僕のような1人客には量が多い

料理のサイズは選べないので、これ2人前と考えれば、こうしたローカルなアラブ・レストランの値段は激安と言えるでしょう。

シュワルマにまだ未練のある僕は、ピタパンにグリルチキンと野菜を挟み、疑似シュワルマに・・・。
もちろん日本人なら誰にも合わない人はいないだろうチキンサンドとなり、美味しく食べられましたよ。

クレジットカードは効かなかった記憶です。

この店の選択は〇、でも僕の午後3時前という時間選択が僕的にはXでした。

この後、サトワ地区の大き目の通りをぶらつきます。
確かにいかにも中級な建物が並ぶローカルなエリアでしたが、この時間は外に出ている人も少なく、思ったほどの面白味はありませんでした。
しかもかなり暑いし・・・。
そういえばレストランのマネージャーも
「この辺りは夕方夜になると本当に賑やかなんですよ」
と・・・。
本当に来る時間を間違えたようです。

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