one day 広島 (3) 「麗ちゃん」でお好み焼き

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僕らの宮島行き、広島空港に着いた後はバスでJR広島駅新幹線口へ・・・。
所要時間は約45分でした。
駅構内にある「スワロートラベル」で、広島バスが運行している7種類の定期観光バスのうちの「D2コース宮島観光」(広島駅~宮島観光~広島駅、4時間、3500円)のチケットを買います。
出発は12時30分、帰着は16時30分の予定。
食事はなしという、シンプルな午後の宮島観光コースです。
宮島は広島から割とアクセスが良く、自力で行っても比較的簡単ですが、奥さんもいることだし、ガイドの説明付き、簡単な方が良いと思ったのです。
あ、そうそう、それにこの定期観光バス、11月末日で運航を終了してしまうということもありました。
さぁ、その出発時間までが、短い広島滞在。
どうしましょう、原爆ドーム?
奥さんはそれより広島らしいものを食べたいと・・・(笑)。
牡蠣?穴子?お好み焼き?
なかなか夫婦で決めきれません。
そこで、夫婦で分かれることにしました。
僕は広島風のお好み焼きを、そして穴子は弁当の「あなごめし」をおやつ用に僕が買いに行くことに、奥さんは駅周辺のショッピング街ぶらつき+牡蠣料理ということにしました。
広島でお好み焼きというと、誰でも今年の5月に発表された「ミシュランガイド広島2013特別版」に載った24店のお好み焼き屋を思い浮かべるでしょう。
うち6軒がビブグルマン(手軽な価格で美味しく料理が食べられる店)に輝いています。
リスティングしておくと、いっちゃん、胡桃屋、越田、たけのこ、電光石火、得、八昌(薬研堀)、八昌(五日市)、八昌お好み村、桃太郎、大樹、三幸、やまさ家 、Okoじゃ、ようよう、鏡、ほり川、栞、三八、空、いわべえ、かたおか、さち、平の家・・・だそうですが、僕は時間の関係で駅から直結の「麗ちゃん」か「みっちゃん」に・・・。
ま、観光客御用達の店です。
この店「麗ちゃん」はオフィシャルには午前11時開店となっていますが、それよりずっと前に開いているらしいのです。
僕らが店に着いたのは10時半前、もう店は開いているどころか、店内はもうほぼ満席でした。店内ではカウンター2か所でお好み焼きがどんどん焼かれています。
お客はひっきりなしに、あっという間に席待ちの行列が出来る繁盛ぶりです。
これならランチタイムなど一体どうなってしまうんでしょう状態。広島のお好み焼きは、原爆投下で大きな被害を受けた市街地の焼け跡で営業していた屋台で人気を集めていた「一銭洋食」が発展して現在のようになったと聞いています。
具と生地を混ぜてから焼く関西風とは異なり、小麦粉を水で溶いて薄く焼き、大量のキャベツの千切りやもやしを乗せます。
更にそばやうどん、肉などの具を重ねて、薄焼き卵で表面を覆って仕上げるのが一般的なスタイルのようです。
甘いほうのタレが付けられて目の前の鉄板か皿で出されますが、テーブルの上に置いてある辛いほうのタレもかけると味が引き立つ感じです。僕のは季節がら牡蠣入りのもの(1200円)、でもここでは何も牡蠣じゃなくても良かったようです。
この濃い味付けではあまり牡蠣の美味しさを感じさせてくれません。
出てくる量はかなりなヴォリューム。麺なしも選べますが、通常は中に麺(そばかうどん)を入れて出てきます。
久しぶりの広島風のお好み焼き、僕は関西スタイルの方がやっぱり好きです。
あれはもう完成された料理な感じがします。
それにこの「麗ちゃん」のお好み焼きにはもやしが入っていて、そうもやしが好きではない僕は、もやしとお好み焼きは合わない・・・と。
この後は、近くの「福屋」というデパートの地下に行って、宮島の超有名店「うえの」の「名物あなごめし」という弁当を買いに行かなくてはです。
もちろん僕らはこの後宮島に行くのですが、その店に寄る時間はないツアーだからです。

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