アブラ(渡し舟)で、ホテルとはクリークの反対側、「バール・ドバイ」地区に来ています。
ホテルでもらった観光地図を片手に、ぶらぶらと「グランド・モスク」の威容を片目で見ながら進むと、この「ドバイ博物館」が現れます。
中に入ってみたい気もするのですが、時間がちょっと・・・(泣)。
外庭には、超ビッグなダウ船が鎮座しています。
ところどころにこうした英語とアラブ語併記の地図があるのですが、あまり分かりやすくありません。
でもなんとか僕の目指す歴史保存地区のバスタキヤ(正式には「Al Bastakiya Historical Area」)につくことができました。
分かれば、アブラ・ステーションからわずか10分くらいのところなのですが・・・。
この通り沿いにある「バスタ・アート・カフェ」が良い目印になります。何か良い雰囲気のカフェのようです。
後でお茶でも・・・とか考えながら、バスタキアの中に入っていきます。
ガイドブックには「1900年代前半に建てられたものが多く・・・」とありますが、どうでしょう?
基本的にはそうかも知れませんが、相当に現代の手が加わっているような気がします。
それでも、異国情緒に溢れるこの景観は、僕らの思うアラブのイメージそのもの。
ところどころに見られる煙突のような四角い塔は、風の塔(ウィンド・タワー)と呼ばれる室内の冷却装置です。
全方向に開いた穴から風が流れ込み、それで階下の部屋を涼しくするという、いかにも猛暑の国ならではデザインです。
ここは観光地なのに、僕が行った時はとても静か・・・振り返ると、白装束の女性が(女性ですから、これを「カンドゥーラ」と呼ぶのか・・・?)歩いていました。
もうどこかにタイム・スリップしてしまったかのようです。
これは本物の、ドバイの古い壁と・・・。
ところどころにこんなオブジェも・・・。
こちらは「ダル・アル・ナドワ」という、1925年に建てられた歴史的に最も価値のあるといわれる建築物です。
更にこちらは、人気のレストラン「バスタキア・ナイツ」(Bastakiah Nights)です。
もし、今日オープンしていれば、ホテルでのランチの予約をキャンセルして、ここで評判のレバノン料理を食べたかったのですが・・・。
残念、今日は元日、しかも金曜日(この国では休日に当たります)・・・この時間でも閉まっていました。
店の前にはいかにもドバイ(笑)のラクダや、テントが・・・。
本当に誰とも会わなかった不思議な時間をすごせました。
さ、お茶でも飲んで、ホテルに帰りましょう。