年末年始は香港・ドバイ (19) 「カフェアラベスク」@「パークハイアットドバイ」

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バスタキヤからはタクシーでホテルに・・・。
タクシー・スタンドもありましたし、流しも適当に走っていました。
ドバイのタクシー料金は去年の4月に改定されたばかりで、、初乗り運賃は以前と変わらず4ディルハム(100円くらい)ですが、運賃が10ディルハム未満の場合には10ディルハムが請求されるとのこと。
つまり、運賃が10ディルハム以上であれば何も変わっていないようです。
物のほとんどを輸入に頼り、物価がとても高い国というイメージのあるドバイですが、タクシーだけはかなり安く感じます。
街中の観光スポットを移動するくらいなら、25ディルハムを超えることは少ないです。
きっとガソリンが安いことと、アジア各国からの出稼ぎドライバー(インドやパキスタンの人が多いイメージです・・・)の賃金が安い・・・ということによるのでしょう。

ドバイでのランチ・タイムは香港くらいな感じ、日本よりやや遅めの午後1時過ぎからがピークとなります。
僕の予約は、それより少し早い時間。
朝のうちから「テラス席で」と予約を入れておいたので、案内されたのはクリークが一望できる絶好の席でした。
気候も最高で、ただここはバフェのレストランですから、料理を取りに行くのだけはちょっと面倒ですが、最高の気分で、ランチが出来そうです。
で、ここ「カフェ・アラベスク」(Café Arabesque)は、ホテルのHPによると
Celebrates the culinary delights of the Levantine region and influenced by the flavours of Jordan, Lebanon and Syria. Cafe Arabesque offers five buffet displays, an outstanding Mezze selection, as well as an a la carte menu with a wide selection of kebabs and other regional specialties
と表現されているレストランです。
要は中東全域の料理のバフェ、世界中で人気のレバノン料理をベースに、ヨルダンやシリアやトルコなどの影響も受けた料理を集結・・・というのがテーマのようです。
アラビアン・フレーバー溢れるインドア部分、料理のディスプレイも実にきれいで、本当に魅せてくれます。
この7~8種類にも及ぶ焼きたてのアラビック・ブレッドの盛り方も、何気ないようでいて、細心の注意が払われています。
バフェの構成としては
features more than 40 cold and hot mezze treats, and three live cooking stations, including shawarma, falafel and ouzi, followed by six main courses of traditional specialities from the wood rotisserie, plus a selection of 12 desserts, fruit and authentic kunafa
とのことです。

中東料理でメゼ(mezze)と呼ばれる前菜類だけで、大きな3つのステーションが組まれています。
確かに40種類はあるでしょう、いや、もっとあったような気もします。
でも、僕に料理名が分かるのは、ひよこ豆をすりつぶしたホモスくらいなもの。
良質なオリーブ・オイルをたらして、焼きたてのパンに付けて食べると、いくらでも行けちゃう・・・(笑)、超美味しいホモスでした。
ミントやパセリ、トマト、タマネギなどをこれもオリーブ・オイルで合えた緑色のタブーレも、そういえば僕にも分かる代表的なメゼの一つかもしれません。

ソフト・ドリンクもバフェの料金に含まれていて、僕はプルーンのジュースと、ミックス・ベリーの飲むヨーグルトをチョイス。
パンは全種類を、シリア人の美人女性スタッフが、一つずつ盛ってくれています。
ところで、このお皿、メゼがきれいに盛られていると思いませんか?
実はこれ、たまたまフロアに出ていたここのシェフ直々のメゼ・セレクションなのです。
僕がアラブ料理ビギナーだと知ると、他の客を差し置いて、シェフが料理の説明をしながら(でも、覚えきれななくて・・・すみません)、僕にもとっつきやすそうなものを選んでくれたのです。
本当に親切なシェフ・・・シェフばかりではなく、マネージャーもボーイも料理を取り分けるコックも、ここの人は皆、本当に親切です。
明らかに顔の違うアジア人の客(僕)を、大切にしてくれているのが、ひしひしと分かるほどです。
真ん中の乾し干瓢様のものは、何とチーズです。
メゼの後は、メインです。
モロッコのタジーン鍋を模した金属の蓋がおしゃれです。
アラブ風の味付け、あるいは香草を使った、焼き物、煮物、蒸し物・・・羊、鳥、魚・・・。
ここでもホット・ステーション担当のコックが、いろいろなものを味見出来るようにと、少しずつ皿に盛りつけてくれます。

見知らぬ味もありますが、さすがここはインターナショナルな客が集まるハイアットのレストラン、どのフレイヴァーも洗練されていて、「食べられない」という味付けはありません。
むしろ使っている材料が高級なせいか、美味しく感じるもののほうが多かったです。
これはチキンと豆のスープ。

これらをゆっくりとこの開放感の中で食べるのですから、美味しさも当然割り増しです(笑)。
これは何という料理なのでしょう。
ます、薄いクレープ状のものと様々な具、そしてドーム型の鉄板がステーションに置いてあるんです。
そのクレープに自分の好きな具財、僕はチーズとかを挟んで、その鉄板で熱する、適度にチーズがとろっとしたところで切り、ミントなどを盛り付けて終了。

これがまた美味しいんです。
ちょっと塩っぱいチーズのとろけ加減と一緒に食べるミントの葉、そして時々齧るオリーブの実・・・あぁ、思い出しただけでも・・・(笑)です。
今日の朝食は抜いていますが、さすがにこれだけ食べると、僕のお腹も・・・。
でも、デザートは別腹です(笑)。ただごらんのようなデザート、とにかくすべて超甘~~~い!です。
すべて極甘のシロップの中に長時間浸してあるかのようです。
僕は去年トルコで食べたバクラワもありました。
お馴染みのデーツは3種類が置いてあって、どれも大粒、まさに滋味というべき味でした。
後はフルーツ、でもここはフルーツのすべてを輸入に頼るドバイ、東南アジアの国のようとは行きません。
たっぷり90分、スタッフの最高のホスピタリティーの下、実に快適で美味しい時間を過ごすことが出来ました。
中東料理ビギナーには本当にお勧めのレストランです。
値段は総額で141ディルハム、日本円にすると3500円強・・・コストパフォーマンスもかなりなものと踏みました、この「カフェ・ラベスク」。

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