・・・やっぱりパリ・ビギナーには必須でしょう。
と言うことで、オペラ座から42番のバスに乗って、わずか1.6ユーロで夜のパリの目抜き通りを見て、エッフェル塔まで行こうという計画です。
入浴ですっかり回復した元気と好奇心で、午後8時半ごろ、ホテルから「パレ・ガルニエ」方向に数分歩き、高級ホテル「スクリーブ」(Scribe)の前の「オペラ・スクリーブ」駅から「ポンピドゥー病院」(Hospital・・・とあるので分かります)行きの42番バスに乗り込みます。
(バスは結構ひっきりなしに来ます)
お釣りがないようにして運転手からチケットを買い、チケットを刻印機に差込み、ガチャンと音がしたら引きます。
この辺は「地球の歩き方」で予習済み・・・かなり簡単です。
この路線図をご覧になるとお分かりのように、この42番のバスは
http://www.ratp.info/orienter/f_plan.php?nompdf=42&loc=bus_paris/
この後「マドレーヌ広場」、「コンコルド広場」、「シャンゼリゼ」、「モンテーニュ通り」(超ブランド通りですが、もちろんもうすべての店が閉まっています)を通り、「アルマ橋」をリブ・ゴーシュ(パリ左岸)に渡ります。
ちょうどセーヌ川の観光船「バトー・ムーシュ」の乗り場のあるところ辺です。
周囲はだんだん暗くなっていきますがめげずに(笑)、「トゥール・エッフェル」で降りないで、次の「シャン・ド・マルス」で降ります。
この時間、周囲は真っ暗でこんなところで降りる人はいないので、勇気は要りますが、「エッフェル塔」は目の前に見えていますので、自分の好きな位置に移動します。
もうこの辺なら、どこから見ても、絵葉書のような「エッフェル塔」が見えます。
向かい側の「シャイヨー宮」の「トロカデロ庭園」から見る「エッフェル塔」と比べてどうなのでしょう?
ま、とにかく暗いくて人が少ないので、女性グループはバスの中からだけにしておいた方が良いかもしれません。
「シャン・ド・マルス公園」も中央部分まで行くと、観光バスが数台は止まっているので、ちょっとほっとしますが・・・(笑)。
だって僕、まだパリに着いて5時間くらいしかたっていないのですから。
で、辛いことにこの頃から雨がポツリポツリと・・・。
ちょっと湿った寒気が急に襲ってきます。
でも、ここにもう少しいなくちゃなんです。
何で?
それは、毎時ちょうどから10分間行われる、「エッフェル塔」の「シャンパン・フラッシュ」をぜひこの近さから見てみたいからなんです。
時間になると「エッフェル塔」のてっぺんから根っこまで、超キラキラ・チカチカのイルミネーションが・・・かなりゴージャスです。
でも2~3分見ていると・・・ま、飽きちゃいます(笑)。
日本にはないきらびやかさなので、一度はこの大迫力の点滅イルミネーションを見ても、その価値は充分にありますが、僕は普通の「エッフェル塔」の夜景の方がきれいだと思いますね。
さ、この後はバスなんてケチりません(笑)。
ちょうど走ってきたタクシーに、コンシェルジュに書いてもらったクラブのアドレスを見せ、「凱旋門」近くのその店に急いでもらいます。
パリのタクシーは通常各所にあるタクシー・スタンドで捕まえますが、上にライトの点いている空車は、合図をすれば、その辺の道でも止まってくれます。