パリ・ビギナーズ・ノート (32) 「トリアノンパレス・ヴェルサイユ」の朝食

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パリに来て連日めいっぱい動いて食べていたので、昨日の夜は何もしないで、ホテルの部屋でゆっくり。
こういう時間を作らないと、いつまでも「頑張り」は続きません。
・・・ということは、朝も早くから満ち足りた寝覚めを迎えられた、ということです。
窓を開けると、湿り気を帯びた(相変わらず雨っぽいような天気です)冷気がさぁ~と入ってきます。

ヴェルサイユの庭園にはまだライトもついています。
これが晴れた日の朝ならもっと気持ちが良かったのでしょうが、こんな少し霧もかかっているような湿った朝でも、その高貴な(?)田園の雰囲気は十二分に味わうことが出来ます。
僕の宿泊レートは朝食つき、朝食は「ラ・ヴェランダ」というカジュアルなほうのレストランで、午前7時から食べられます。
僕は前の晩、早く寝たので、結果として超早起き、ここには一番乗りでした。
全体に客の出足は遅く、それはここがリゾート・ホテルという位置づけだからでしょう。
このダイニング・ルームの手前の部屋にコンチネンタル・ブレックファストのバフェが展開されていて、どのアイテムも割りと質の良い物で構成されていました。
パンは籠盛りで持ってきます。
バターはエシレ、紅茶はティーバッグでしたが、薫り高い高級品でした。
ハンサムなウェイターによるサービスは良く言えばクール、悪く言うと愛想のないものでした(笑)。
動きもスムーズだし、何を頼んでも不足はないのですが、セレブリティーの集まるホテルのウェイターは得てしてこんなタイプが多いような気がします。
(僕の偏見?笑)
ジュースの置き方も何気ないようでいて、実にスタイリッシュ。
質の良い「生」ジュース・・・「置き方」も「味」も良このホテルの性格を表しています。
特に紅い色の、「red fruits juice」とウェイターが英語で言っていたラズベリーや苺のジュースは絶品です。
これは旨い・・・果物の甘みと酸味の理想的なコンビネーションです。

この他に朝食のメインとして暖かい卵料理などが選べますが、僕はあえて頼みませんでした。
僕は食事を終える頃に数組の客が・・・ウェイターは彼らにも僕同様のクールな応対をしていましたから、別に人種差別とかではなさそうです。
そういうスタイルなのでしょう。
(被害妄想?笑)
食事を終えると、ホテルのレセプションに寄り、レイト・チェックアウトのお願い。
午後2時まではOKと言われたのですが、とりあえず午後1時にパリ行きのタクシーの依頼を、これはコンシェルジュに、です。
ここヴェルサイユはパリほどタクシーの数がないので、事前予約が必須のようです。
さぁ、もう一度ヴェルサイユの庭園と宮殿に行ってみましょう。
とりあえず雨は止んでいます。
眼に緑一杯のフランスを焼き付けるように、昨日とは違うルートで出かけるつもりです。

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