週末は香港で (5) やっぱりランチは飲茶@「八月居」

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遅めの自己流簡単朝食(前述の「菠蘿包」のこと)の後は、奥さんに頼まれた某バッグに付けるお揃いの小物を買いに、「ハーバーシティー」に・・・。
あの辺はますます高級品店で埋め尽くされていて、まさに壮観ですね。
以前は日本語が頻雑に飛び交っていたそうした高級ブランド店も、最近は逆に日本語が聞こえなさ過ぎて、それはそれでちょっと悲しい複雑な気分になります。

買いに行ったものは無事希望の値段で買えて、僕も久しぶりに高級品店街を歩いてみますが、ま、「お呼びじゃない」雰囲気(笑)に、早々に退散です。
さ、どこかでランチしよう・・・この日は日曜日なので出足は遅いですが、人がどんどん多くなってくるのが分かります。
ここは香港、わずか30時間弱しかいませんが「香港といえば飲茶でしょう」(笑)ということで、このヌーベル系のお店に逃げ込みます。
店の名前は広東語では「八月居」、英語では全く違う「HOUSE OF JASMINE」といいます。
場所は、僕が買い物をしていた「ハーバーシティー」の「オーシャンセンター」のレベル4。

一般にこの店はランチというよりはディナーの店で、すぐ外が海ということもあって、夕方のアウトドア席などが人気のデート向き、あるいは接待向きのおしゃれ系広東料理店、だからランチはあまり混んでいないのでは?という僕の予想です。
で、その予想は大当たり(笑)。
日曜日のお昼というのに、席はすぐに用意されました。
(ただ、遅めの昼の時間にはさすがに完全満席でした)
下ろされているブラインド越しに、庭の緑がきれいです。
奥のほうなら海も見えるかもしれませんが、誰もそんなことを気にする人はいません。
親しい人達との親睦というか、食べたりお茶を飲んだりがメインなのですから、この飲茶の時間は・・・。
ただローカルな店の飲茶に付き物の、人々の声高な話し声や食器の触れ合う、あの「いかにも香港」(笑)という雰囲気は皆無です。
カジュアルですが、一応高級店です。
で、僕、まずここの「おつまみ」が超気に入りましたね。
これです。

味はビールが進みそうな塩味で、特にふっくら煮てある黒豆が絶品です。
カリカリのピーナッツとの相性も最高で、これだけあってもお代りしたかったほどでした(笑)。
最初のは、「prawn dumpling」ではなくて「shrimp dumpling」(斗門鮮蝦餃)・・・前者が一蒸篭に3個入ってHK$19なのに対して、これは一個ずつの注文で、何と一つHK$34もします。
うん、確かに蝦が格段に大きくて質が全然違うのは分かりますけど、ま、食感の違いが中心で、食べちゃえば同じかも(笑)・・・です。
次はこの店の料理の特徴を良く現しているものかもしれません。
野菜の春巻きですが、セロリ・人参・胡瓜と合わせて、マヨネース・ベースのサラダ・ドレッシングで食べるという、こじつけで言えば「ヘルシーさ」という潮流を考慮した、新しい食べ方です。
プレゼンテーションも斬新ですよね。
HK$40でした。

次の「baked barbecued pork bun」(HK$26)は、日本でもそのうち「叉焼包」に取って代わるでしょうか?

僕は好きですね、これ。
どの店に行ってもたいてい頼みます。
たいていは注文を受けてから焼くので、熱々で出てきます。
ローカルな店は、一つ一つが大きく、皮が厚めでヴォリュームがあります。
でも、ここのは大きさが小さめで、皮は極薄。
中の叉焼餡の濃厚さは、中々日本では味わえませんね。
最後は、この店のスペシャリティーの豆腐料理。
(点心以外の豆腐とか一品料理は午前11時からの注文になります)
凝った大皿は注文できないので、これは「胡麻醤茄子」($38)という小皿・・・見た通りの豆腐と茄子に胡麻のソースを絡めたもの。
辛油の具合もちょうど良くて、これならどんぶり飯2杯は行けちゃう味ですね(笑)。
値段は高めですが、味とプレゼンテーションは十分合格です。
食事の後、野外席のほうに出てみます。
けぶっていますが、かなりなオーシャンビューですね、ここ。
この日はこれらの席はすべて貸しきりだそうで・・・

・・・どうやらウェディングのようです。
午後にはもっと天気が良くなって、きれいな夕陽の中で、結婚式が迎えられると良いですね。

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