ツアーで来ている「ヌークシオ国立公園」、とにかく静かできれいなところです。
沼や湖も次々に出てきますが、名前はあるのでしょうか?
ガイドの話をよ~く思い出すと、「かもめ食堂」の3人がポーズしたのは確か「タカの池」と言っていたような・・・僕の聞き違いかもしれませんが・・・。
「タカ」は鷹?
で、薪を燃やしてコーヒーブレイクしたのは、この水面が真っ黒な池の前。
ここは確か「黒い池」あるいは「黒の池」と言っていたような気がします。
ここも素晴らしい景色。
池が黒く見えるのは、池の底が泥炭(ピート)で出来ているからだそうです。
スコッチ・ウイスキー・ファンにもお馴染みのこのピート、おさらいしておくと
「主に低気温地域の沼地で、植物遺骸が十分分解されずに堆積して形成される。
つまり植物遺骸などの有機物の堆積する速度が、堆積した場所にいる微生物が有機物を分解する速度を上回った時に泥炭が形成されるものである。
泥炭は石炭の成長過程の最初の段階にあると考えられているもので、炭素の含有率が低く(不純物が多く)、含水量も多いという品質の悪い燃料であるため、日本では工業用燃料としての需要は少ないが、戦争末期には貴重な燃料として使われた。」
とウィキペディアにはあります。
黒い水面に写りこむ周囲の木々の姿は、写真の数倍はきれいです。
時々きのこ刈りでしょうか、地元の人たち(少なくても観光客らしくない・・・という意味です)がずっと奥のほうを歩いているのが見えます。
僕らは、ガイドを中心に火をおこし薪を燃やしてムードを出して(笑)、ガイド持参のシナモンロールとコーヒーをいただきます。
当然ここで湯を沸かしてコーヒーを入れるのかと思っていましたら、持参したポットからでしたが・・・(笑)。
シナモンロールは僕が昨日行った「FAZER」のだそうです。
コーヒー用の紙コップは「マリメッコ」製のムーミン柄のもの、う~~ん、さすがガイドさん、日本人の好みを知っています(笑)。
だって参加したある女性は、この紙コップを捨てないでティッシュにくるんで持ち帰ろうとまでしたんですよ(笑)。
恐るべし、日本人の「マリメッコ」愛、「ムーミン」愛(笑)。
ゴミを出さないという面からも、紙コップや皿は最後に全部焼いてしまいます。
ガイド曰く「マリメッコのが一番良く燃えるんですよ」(笑)。
そうでしたか、そういう意味での「マリメッコ」でしたか・・・(笑)。
さすがにフィンランド人のガイド、こういうことは子供の頃から身に付いているようで、ゴミの処理、火の消し方、周囲の片付け・・・丁寧で迅速です。
本当にきれいにこういう公共の場所を使いますね、彼ら・・・感心する程です。
湖畔でのしばしの瞑想時間を経て、また入り口へと戻っていきます。
これはこの国立公園の散策ルートの中でも最短中の最短コース、時間をかけて奥に入って行けばもっともっと自然と触れ合えること間違いなしです。
インフォメーション・センターの壁に飾ってあったこの国立公園のマスコット(?)「モモンガ」をかたどった敷物。
センターの屋根には鳥が巣を作り、窓からはこんな景色。
冬のここの景色は想像するだに嫌ですが、夏の今は本当にもう天国のようです。
あ、きのこ発見。
僕の知る限りでは、これは乳茸(ちちたけ)でしょうか?
やはり通り道の周囲にはきのこは少なく、きのこを採るなら奥のほうに入っていかなくては・・・と日本と同じようなこともガイドは言っていました。