特別「かもめ食堂」に入れあげているわけではないのに(笑)、フィンランドの森を見てみたいということから参加した『映画「かもめ食堂」ロケ地ツアー』、その仕上げは映画が撮影された「カフェスオミ」(Kahavia Suomi)でのランチです。
トラムの走っている通りから100メートルほど横道に入ったところにあるこの食堂、映画で見た感じとはずいぶん印象が違って見えますが、レストランの中から通りを見ると「あぁ、同じだぁ」と思います(笑)。
時刻は午後1時過ぎ、店は信じられないほど満員です。
雰囲気はいわゆる「町の定食屋」、黒板に書かれたランチのセットメニューも7~8ユーロとリーズナブル。
これらメイン・メニューにサラダ・バーとパン、曜日によってだそうですがデザートも付いての値段です。
客の1/4は日本人。
逆に言えば、残りはジモティー達ということになります。
僕らが行った日は、入りきれないで入り口に並んでいる人までいました。
忙しさの故でしょうが、サービスは行き届かず、こちらから奥のキッチンまで行ってアッピールしないと、後回しにされそうな賑わいでした。
メインは頼んでしまえば、出てくるのはスムーズ。
体格の良いオウナーの男性は英語が上手で、とても感じの良い人、時間があればきっと話し相手にもなってくれるでしょう。
このスープは実はスタッフが間違って持ってきたもの、ガイドが「良いですよ、食べちゃってください」というので、いただいちゃいましたが・・・(笑)。
で、僕が選んだのはヴィエナ・シュニッツェル(笑)、黒板のメニューの上から5番目のやつです。
何でフィンランドにいるのにウィーン風のものを(笑)?
だって食べたかったんだもん(笑)。
フィンランド風のサーモンやレバーもありましたが、サーモンは昨日食べてしまいましたし、レバーは場合によっては癖がありそうです。
でもレバーにすれば良かったかも・・・。
同行の人が頼んだそのお皿は真っ赤なベリーのソースがフィンランドらしく、とても美味しそうだったんです。
(隣の芝生は青く見える・・・ですかな、笑)
もちろん僕のヴィエナ・シュニッツェルもかなりなものでしたよ。
ヴォリュームがある割りに、しつこくない揚げ方。
肉の下味もGOODだし、何よりも調理法を選べるポテトが最高。
僕のはベイクド・ポテトで、ポテトそのものも美味しいですが、この炒め方、オニオンとかほんの少しの添え物の他にどういう調味料での味付けなんでしょう。
デザートはブルーベリー入りのヨーグルトでした。
ツアーの皆さんはここで更にゆっくりされるようですが、僕はあと40分くらいでホテルに帰りたいのです。
それに、フィンランドを離れる前に見ておきたいところももう一つあるんです。
だから、「かもめ食堂」にタクシーを呼んでもらって、そこに行きながら(タクシーの運転手にその間待ってもらって)、ホテルに帰ろうという計画です。
食事を早めに切り上げ、ガイドに丁寧にお礼を言って(とても良いガイドでした、彼)、タクシーに乗ります。
どこに行きたいのかって?
教会です(笑)。
教会?クリスチャンでもないのに(笑)?
はい、どうしても見ておきたい教会があるんですよ・・・。