街歩きの楽しみの一つに、カフェがあります。
有名な店も、自分だけの発見になりそうな無名な店も、みんなみんな街歩きの最良の友です。
この日の「友」は名店、1858年創業というヴルシュマルティ広場に面した「ジェルボー」(GERBEAUD)です。
神宮前にあるあの「ジェルボー」の本店です。
(この店は「ジェルボー」の唯一の海外支店とか、日本ってすごいですね)
「ジェルボー」の歴史は、日本語のホームページ
http://www.gerbeaud.jp/gerbeaud/index.html
に詳しいので、そちらをご覧くださいね。
「ブダペスト最高のアイスクリーム屋」から始まり、ハプスブルグ家の寵愛を受け、共産圏時代も経験し、今に至っているカフェ・レストランです。
この内装を見ただけでも、その歴史は分かる気がします。
奥のケーキ・コーナーはかなりな行列、手前には店にちなんだグッズが陳列・販売されています。
夏のこの時期は何と言ってもカフェのテラス席が人気。
レストランは別にして、カフェのほうは店の中でくつろぐ人はほとんどいません。
ヴルシュマルティ広場には、この店の客も相当に意識した、こんなお爺さんたちもいます。
枯れた演奏で、テクニックよりムード(笑)でせまります。
僕のオーダーは「エステルハージ・トルタ」。
胡桃が入ったスポンジの間にアーモンドクリームを挟んだこの店の名物ケーキです。
カプチーノとケーキで1600Ft.、日本円で680円くらいです。
安いですね、しかもケーキの一切れが日本の1.5倍以上あります。
昼間の広場に面したほうのテラス部分の写真を撮り損ねましたので、夜のこの美しい姿を・・・。
ブダペストの夜に溶け込む気品ある建物です。