「アンドラーシ通り」散策で疲れきって(笑)、夕暮れ時に「フォーシーズンズホテル・グレシャムパレス・ブダペスト」に帰還。
NHKでニュースを見たり、ゆっくり入浴したりで、何とか疲れを取ります。
部屋に置かれていた夜のスイーツも、即効性の疲労回復剤です(笑)。
で、疲れが取れた後は、ホテルから歩いて1~2分の所にある「ドゥナ・パロタ」(DUNA PALOTA)で、ハンガリーの民俗音楽のショーを楽しむ予定です。
ハンガリーは音楽大国、コダーイは教科書で習ったし、そうです、あの有名なリストもそうですよね。
ここは何か一つブダペストのエンターテイメントも試してみなければ・・・クラシックはたぶん最初の30分以上興味が続かないだろうし(笑)、どうしよう。
ショーあるいはライブ付きのレストランのハンガリー民俗音楽(フォークロア)?
また何時この国に来れるのか分からないんだしそれも良いけど、せっかく見るならもう少しグレードの高いものが・・・と探していて気が付いたのが、ここ。
ブダペストに2つほどある「ほぼ常設」のハンガリー民俗音楽の劇場の一つが、なんと「フォーシーズンズホテル」のほぼ隣とも言って良いロケーションにあったのです。
(もう一つは「ブダイ・ヴィガドー」といって、こちらはブダ側、「ヒルトン・ブダペスト」からそう遠くないところにあります)
1883~5年に建てられたというネオバロック様式の建物、外も中もハンガリアン・エレガンスに彩られています。
公演は「ショー」と言っては失礼なほど真摯なもの。
ショーアップされたものではないので、団体で入ってきたアメリカ人の団体さんの一部は後半は退屈そうにしていたくらい(笑)。
演奏に関しては、素人の僕が見ても、文句なし。
皆さん、超絶技巧の持ち主ばかりです。
同じヴァイオリンでも音色はどこか哀愁と激情に満ちていて僕にはとてもエキゾチック、前にも紹介したこのツィンバロムがフューチャーされると、本当にハンガリーらしさが引き立ちます。
この人の指、一体どうなっているんだろう的芸達者が次々にソロを取ります。
今日の出演は「ドナウ・フォーク・アンサンブル」。
踊りも始まります。
ハンガリーの踊りと言うと、僕にはスカートがくるくると広がるような女性の踊りしか思い浮かびませんでしたが、実際には足やブーツなどを激しくたたくエキサイティングなものが多かったです。
僕がイメージしていたのはこういうもの。
(どの踊りもかなりテンポが速いので、僕のデジカメでは追いきれませんでした、ピンボケですみません)
この辺がハイライト?
飛んだり跳ねたり、ちょっとアクロバティックです。
右の人が一座の座長、ヴィオリンの曲弾き対決。
値段が一番ランクの上の席でFt.6200ですから、日本円にして約2600円。
現地の物価からすると高いと思いますが、ま、仕方ないでしょう、観光客向けですから。
ただ質は高いフォークロアショーでしたよ。
この「ドゥナ・パロタ」を出ると、向かって右奥には「聖イシュトヴァーン大聖堂」が夜の姿を見せていました。
「ドゥナ・パロタ」はこの大聖堂と「フォーシーズンズホテル」の間に位置していて、どちらにも数分の距離。
そしてここには沢山の中級以上の各国レストランがひしめいています。
夜も深くなってくると、半袖ではちょっと肌寒いブダペストです。