サンフランシスコに行ってきました (10) 「リグリア・ベイカリー」のフォカッチャ

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サンフランシスコに来たからにはUS$5払っても、一度は名物のケーブルカーに乗ってみたい、でも並んだり、待ったり、混んでいるのは嫌(笑)・・・で、考えたのが朝早くの乗車です。
この時間なら観光客は少ないでしょう。
実際まさにその通りで、ちゃんと腰を掛けてじっくり、移り変わる坂の町を楽しむことが出来ました。
急な坂を上がりきって下り始めるその瞬間、突然海がぱっと視界に入ってくるところなど、何回乗ってもぞくぞくしてしまいます。
本当に僕、ミーハーですね(笑)。
「フィッシャーマンスワーフ」まで乗ってから(朝の時間のこの辺りはまだ静かなもんです)、今度は歩いて「ワシントンスクエア」まで戻ります。
何かそこにあるの?
こんな朝に?
そうなんです、朝に食べたいというか朝にしか買えないものがそこにあるんです(笑)。
「リグリア・ベイカリー」(Liguria Bakery)のフォカッチャです。
ある人曰く「アメリカ一のフォカッチャ」と・・・僕はまだ一度もここのフォカッチャを食べたことがないんです。
前にここに来た時にはまだ昼だというのに「売り切れ」・・・という苦い経験があるだけなんです。
この店のあるフィルバート通り(Filbert Street)は「フィッシャーマンズワーフ」から歩いて10分くらい、坂もそうきつくないので腹ごなしにちょうど良い距離です。
目印はこの「聖ピーター&ポール教会」(Saint Peter and Paul Church)です。
このヴィジュアルの中、お隣の「ワシントンスクエア」とに響き渡るのは中国語。
大勢の中国系の人たちが、この教会の前と「ワシントンスクエア」(公園)で太極拳をやっているのです。
ここはイタリア人街と中国人街(チャイナタウン)が接するロケーション、だからこんな不思議な光景になってしまうのです。

(ちなみにこの教会、ウーピー・ゴールドバーグの「シスターアクト:天使にラブソングを」の撮影場所の一つです。メイン場所は加山雄三が結婚式を挙げたロスの「ハリウッド・ユナイテッド・メソジスト教会」ですけどね)
その中国人の集団からわずか50メートルのところにあるこの青テントの店、これが僕の目指す「リグリア・ベイカリー」です。
あ、今日は外までの行列は出来ていなそうです。
中はとっても簡素、奥で焼いて店頭の女性2人(お婆さんと息子の嫁って感じの人)で、たんたんとさばいていきます。
(店内には小行列は出来ていました、テイクアウト専門です)
何しろここには売り切れ終いのフォカッチャしかありません。
オーダーは種類と枚数を指定するだけです。
僕は「ピザ味」のを1枚。
(種類と値段は写真の値段表を見てください)
ここからはまるで魔法みたい・・・実に手際良く紙で包んで、紐をかけてくれます。
この手際を見るだけでも、ここに来る価値があります(言い過ぎ?)。
ほとんどの人は5枚とか10枚とか買っていきます。
1枚の大きさがとんでもない大きさなので、5枚も買ったらもうキロの単位の重さでしょう(笑)。
念のためここでフォカッチャについて、もう一度まとめておきます。
ウィキペディアによると「フォカッチャ」(Focaccia)とは「イタリア料理の平たいパン」とまず定義されていて、次いで
「オリーブオイルやハーブで味をつけ、肉や野菜、チーズをはさんでサンドイッチとして食べられる事が多い。
料理につけあわせとして出されることもあり、ピザの生地の代わりに使うことも出来る。
イタリアのトスカーナ地方で最も食され、家族のお祝いごとに普段料理をしない父親が作って提供する習わしがある。
強力粉、食物油、水、砂糖、塩、イースト菌を原料とした生地を麺棒か手で厚く押し延ばし、石窯で焼き上げる」
とあります。

待ちきれずに「ワシントンスクエア」のベンチで包みを広げると、厚さ2センチはあろうというコシがあるのにふかふかしたフォカッチャの上にピザソースが一面に!

これは旨い!
これが日本だったり、奥さんと同行の旅行だったら、プレーンとかを持ち帰ってチーズや野菜でサンドイッチ作ってもらっちゃいますね(きっと最高でしょう)。
でもここは一人旅の旅先、このピザ風のフォカッチャがベストな選択でした。
蝋の引いてある紙に包まれるので、少し水分が貯まりやすいのが玉に傷、単なるフォカッチャなのにどうしてこんなに違うんだろうという食感と味でした。
もちろん全部は食べられません。
この店の向かいがオムレツが人気の「ママズ」(Mama’s)です。

ここも、特に朝食時は行列必至、以前「リグリア・ベイカリー」が売り切れだった時はここでランチした覚えがあります。

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