サバイサバイな初冬のバンコク (21) 「アンナレストラン&アートギャラリー」で夕食

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僕がこの日早朝にバンコクに着いてから約14時間、ついに待望の「高級」タイ料理です。
今夜ディナーするのは「アンナ・レストラン&アート・ギャラリー」(Anna Restaurant & Art Gallery)というお店、「シーロム」通りのオフィス街の裏通り、「ソイ・ピィパット」に2ヶ月ほど前にオープンしたレストランです。
ここはこうした一軒家レストランのお約束、古い洋館をリノヴェーションしてのノスタルジックでエレガント、それにタイ人好みのファンシーさも加わえた、ハイソ系タイ人やバンコク在住のファラン(西洋人)にはとても受けそうな作り。
名前の由来は、2階にギャラリーがあるためで、僕は見せてもらいませんでしたが、まるで小さな美術館のようとのことです。

入り口でオウナーのチャーリーさんが、笑顔で迎えてくれます。
あ、この愛想の良い英語の上手なオジさん、知ってる・・・名前も「アンナ」だし・・・と言う人はタイ・リピーターです。
そうです、昔「サラデーン」にあったあの伝説的な「アンナズ・カフェ」のあのヴィチット・チャランデットさんです。
つまりここは「アンナ・カフェ」のリニューアル・レストランというわけ。
ただ今度の店は何と席数200席以上という大型店。
なおこのチャーリーさん、長年タイのテレビで料理番組にも出演している料理クリエーターでもあるんです。

このレストランの中には色々な雰囲気の席があって、自分の好みの席で食事を楽しめます。
半個室風になっている部屋もいくつかあります。
僕はこのコーナーが好み、以前のカフェ時代と同じでスタッフは顔で選んでいるかもしれません(笑)。

メニューにはタイ、フュージョン、インターナショナルな料理が程よく混じっていて、かなり沢山の種類が(アラカルトのみでセット・メニューはないようです)・・・以前のように評判だったケーキ類も健在です。
まずは前菜にムー・サテ(豚肉のサテー)。
焼きたてが運ばれてきます。
ま、これの不味いものってタイじゃお眼にかかることも滅多にありませんが、ここも例外なし。
肉質も、焼き具合も、ピーナッツ風味のタレも、たぶん日本人で嫌いと言う人は誰もいないだろうって一皿です。
店によっては付け合せにトーストが付いていたりしますが、ここではロティのようなものが添えられています。
メインは僕の好物のソフトシェルクラブのイエローカレー炒め。

これは良くも悪くもこのレストランの特長を良くあらわしています。
良く言えばマイルドな味、万人受けする良い材料の料理、悪く言えば全然タイらしさがない、味にキレのない料理でした。
美味しくなくはないです、でもここはタイ、僕はよりタイ・ローカルな味を味わいたいのです。
そういう意味ではこのレストランは僕には不向き。
出来かけのハイソ系カップルの仕上げ(笑)のレストランって感じでした。

デザートは「アンナズ・カフェ」時代の人気だったブルーベリー・チーズケーキ。
「コーヒービーンズ・バイ・ダオ」(Coffee Beans by Dao)より美味しいケーキだと思います。
値段は以前の店より高めです。
これにドリンクやご飯で600バーツ弱、ここは車とかタクシーでないと行きにくい場所ですから、
その値段が高いと思う層は行かないレストランかもしれませんが、僕にはちょっと値段高すぎです。
店のHPは
http://www.theannarestaurant.com/
です。
行き方はこの地図のようですが

実際にはこんなシンプルではありません。
ソイの奥で迷うと、人通りも少なく心細いです。
タクシ-か、ソイの入り口にいるバイクタクシーを利用すべきです。
バイタクならたいてい10バーツです。
この後はもちろんシーロムに出て・・・
こういう店が閉まるころまで遊びまくりでした。
(どんな「遊び」って聞かないでください、笑)
やっぱりタイは楽しい(笑)。

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