「パークホテル東京」のプレミアムツインの部屋の2重窓部分の不透明感(外側のガラスの寒さによる結露だろうというのがホテル側の推測)に我慢しきれず、コンシェルジュの女性の素早い代替の提案もあって、ダウングレードながら、曇りなく外の見える部屋に移動することが出来ました。
部屋は後でホテルのウェブサイトを見ると「シティダブル」という名前の、このホテルでは一番客室数の多い部屋のようでした。
広さは22~24平米だそうです。
確かに最初の「プレミアムツイン」に比べると随分コンパクト、備品なども大分簡略化されています。
スローケットがヴィヴィッドな赤に変わり、窓の外に素晴らしい景色が見られる他は、高価格帯のビジネスホテルのようです。
細かい備品の違いは、前の部屋の写真と比べてくださいね。
バスローブとかはありませんが、基本的なアイテムは揃っています。
バスルームも基本的に同じ、アメニティーの数が少し違うだけです。
でも大きく変わるのは、前の部屋より小さいですが、何一つ曇りのない窓で、そこから素晴らしい大東京の景色が望める部屋だということですね。
ドアのチャイムが鳴ります。
先ほどのコンシェルジュの方です。
「この部屋の景色に満足出来た」とお礼を言うと、部屋代の差額を返金出来ないので・・・と、「タテルヨシノ」のチョコレートと、バーで使えるドリンク券をサービスに持ってきてくれました。
もうこの時には部屋に来ていて、事の顛末を大体了解していたうちの奥さんは
「クレーマーって思われているんじゃない?」
って心配しきりでした。
僕は後でごちゃごちゃ文句を言うのが嫌なので、その場で出来る次善の方法をコンシェルジュというホテル・スタッフに考えてもらっただけ、奥さんの心配が僕には不思議です。
ただこの顛末はホテルの所定の書類に書き、チェックアウト時にレセプションに渡しておきました。
いくら天候のためとはいえ、ガラスが曇ってしまう作りは高層の眺望を売り物にするホテルとしてはいかがなものかという疑問と、コンシェルジュやシェフ・ソムリエはとても有能だったことを書いたのですが、梨の礫(なしのつぶて)です。
一般にこうした客の文章には、型通りかもしれませんが返事の来るのが普通と思っているので、ちょっとショックです(笑)。
話題を変えましょう。
夕方から少し雲が晴れてきて、この日のこの窓からの景色は「タテルヨシノ」の料理と同じくらい、魅力的でした。
東京タワーの向こうには富士山が・・・このホテル、本当に良い方向を向いています。
僕の好きなトワイライトタイムが近づいてきています。
「愛宕グリーンヒルズ」、「城山トラスストタワー」、「東京ミッドタウン」、「アークヒルズ」、「ANAインターコンチネンタル・ホテル」、「JTビル」、「山王パークタワー」・・・。