6月11日、超高層複合ビル「虎ノ門ヒルズ」がオープンしました。
虎ノ門と新橋を結ぶ「新虎通り」、「虎の門病院」や「ホテルオークラ東京・本館」などの建て替えも決定、日に日にこの「虎ノ門」という街が変わっていき、ひいては東京の風景も一変することになるかもしれないその象徴のような建物です。
この「虎ノ門ヒルズ」は地下5階・地上52階建てで高さは247メートル、東京では「東京ミッドタウン」に次いで2番目の高さ。
ここには今回僕が行く「アンダーズ東京」という日本のハイアット9番目のホテル、レジデンス、オフィス、カンファレンス・センター、各種リテイル・ショップなどが入っています。
(オーバル広場から見たところです)
では、早速ここの47~最上階52階に広がる「アンダーズ東京」に話を移しましょうか。
まずアクセス、これが車で行く以外ちょっと面倒なんですよね。
地下鉄では東京メトロ「虎ノ門駅」からが一番近いでしょう、徒歩5分くらい。
「神谷町駅」からは約6分、「霞ヶ関駅」や都営地下鉄「内幸町駅」からなら8分くらいかかるようです。
JR「新橋駅」から歩くとすると12~3分は必要。
この超暑い時期に徒歩は・・・。
「六本木ヒルズ」や「東京ミッドタウン」と比べるとこの点がアクセス的にネックです、ここ。
タクシーで来るとホテルにもレジデンスにもここが車寄せ。
ところがここを知らないタクシーの運転手もまだ多いので、「車寄せがあるので、そこまで」と念を押しておいた方が良いでしょう。
ベルは複数常駐、早朝も、またかなり遅い深夜も誰かは詰めていました。
タクシーを降り、ホテルにチェックインと言えば、ベルが荷物を持ち51階のレセプションまで丁寧にアテンドしてくれます。
ただしチェックインなどで混みあう時間帯は手が回らないこともあるようです。
ホテルには車寄せ左側にある、ここから入ります。
ひっそりとして良いエントランスですね、「アンダーズ」らしい。
でも、ここ、車寄せだけで舗道がないので、外から歩いて来てこのドアを使おうとすると「すみませ~ん」と拒否られます。
車以外で来た人は「ペストリーショップ」脇の愛宕下通りのドアなどを使わなくてはなのです。
こっちです。
話を戻しましょう。
車寄せからドアを入るとこの回廊、ここには回廊の中央に鏡張りの柱があり、壁には内海聖史氏の油絵が5枚掲げられています。
この回廊から「虎ノ門ヒルズ」のいろいろなところに行けますが、「アンダーズ東京」に行くにはこのドアを奥に入って行きます。
ここでもひっそりとした表示。
ここに用事のある人間しか入らないような作りです。
中はこの照明。
かなり派手な、面白い照明です。
もう一つドアを開けると高い天井のエレベーターホール。
ここの照明もなかなか凝っています。
そしてエレベーター。
すでにここに泊まられた方に教えていただいていた鯛をモチーフにした和紙アートが、エレベーターそれぞれに違うデザインでお出迎えです。
落雁の型紙で作ったというこのアート、誰もが思わず見入ってしまいます。
永田哲也という人の作品だそうです。
「アンダーズ」とはヒンディー語で「パーソナルスタイル」の意味。
地域の個性を大切にし、その土地の魅力をデザインやサービスに取り入れている「ライフスタイル・ホテル」とのこと、トニー・チーと緒方慎一郎という2人のデザイナーによる「和」の魅力のデザイン化の一つがこれなのでしょう。
そういえばホテル・ドア両側にある緑、あれも盆栽へのオマージュだったのでしょうか。