僕の泊まる「ザ・ミラ香港」。
昔の古臭い「ミラマー・ホテル」からはとても信じられないような大変身を遂げて、どこもここもスタイリッシュ・モダンに生まれ変わっています。
もちろん基本の構造までは変えられないので、客室階の天井はかなり低く、照明とミラーで何とか見られるものにしているという感じです。
厚化粧しても骨格までは・・・と言うと、ちょっといじわるでしょうか。
エレベーターは要ルームキーで全部で5台、地下まで行くのはそのうちの3台になります。
このホテルは18階建て、中庭を真ん中に、変型のヒの字型に部屋が約500室、上層階にはクラブ・フロアーもあります。
(「ザ・ミラ・クラブフロア」、ラウンジは確か15階にあるはずです)
部屋の基本の広さは約30㎡、部屋からのビューによってシティ、コートヤード、パークビューの3タイプがあり、それぞれの客室はレッド、グリーン、シルバーの3つのテーマカラーから選べます。
シティビューは尖沙咀の喧噪に面した客室、コートヤードはホテルの中庭に面した部屋、やはりこのホテルに泊まるなら尖沙咀のど真ん中でありながら真正面に九龍公園(カオルーンパーク)の緑が見えるパークビューの部屋でしょう・・・ということで、僕の予約は少し高いパークビュー・ルームです。
僕のレートプランは「MIRA 24 – ROUND THE CLOCK LUXURY」 というチェックイン後24時間ステイ確約というプラン(HK$2500+)、その部屋に丸々一日いられるのです。
アサインされた部屋は9階。
部屋へのアテンドはありませんでした。
ドアを開けます。
おぉ、こういう感じですか。
とにかく印象的なのはブラインドなど何もない全くシースルーのバスルーム。
このおかげでとても30㎡とは思えない広さを感じさせてくれる部屋です。
黒を基調に、金属や石、マットな素材の白、ミラーの多用、そしてアクセント・カラーにこの部屋はグリーンを・・・。
奥に見える、座り心地良さそうなアン・ジェイコブセン(Arne Jacobsen)デザインによるエッグ・チェアがとても印象的です。
バスルームはシャワーブース付き、レインシャワーも大型です。
バスタブ越しに部屋の中を見たところ。
もちろん入浴しながらテレビも見ることが出来る作りになっています。
ただここまでオープンだと、相当のカップルでも多少の気恥ずかしさはあるのかも・・・。
やはりここはエグゼクティブ・ビジネスマンの一人利用なども相当考えに入れているのでは、と思います。
今度はベッドの方から透明なバスルームを見たところ。
洗面所はバスルームとは別に、ドア近くのクローゼット隣に位置しています。
デザイン優先の「いかにも」な作りですが、バスローブなど高級ホテルに揃うべきものは大体揃っています。
目立つのはシェイバーがなかったことくらいでしょうか。
バス・アメニティーはホテル・オリジナルのものでした。