奥さんの写真から僕の旅行記に戻ります。
羽田空港国際線はターミナル拡張後、レストランや免税店がずいぶん増えました。
「ボッテガヴェネタ」も出来ていました。
前述のように相当遅くチェックインした僕は、急ぎ足でセキュリティ→イミグレーション→ゲートと移動したのですが、114番ゲートでは早々と僕の乗るキャセイパシフィックCX549便の搭乗が始まりかけていました。
早っ。
だって出発予定は午後4時40分なんですよ、まだ40分も前。
頭上の表示だってbording soon、4時5分からって書いてあるのに、もう始まってる・・・。
でもこれから搭乗がエコノミーまで終わるには10分くらいはかかる、そう考えて僕はJALファーストクラスラウンジは無理でも、ここだけはどうしても見ておきたいという場所まで半駆け足で。
それはここ。
フードコート前の以前から気になっていた部分。
114番ゲートから所要時間1分の場所。
どうなってる・・・、あ、やっぱり。
覆いが取れてエスカレーターも見え、これは予想通り、ここが「ロイヤルパークホテル・ザ・羽田」のトランジット・ホテル部分へのエントランスですね、間違いない。
(まだホテルはオープン前で、表示など上からマスクで隠してありました)
これだけのことを確かめにここまで走ってきたんですから、僕も相当変わり者です、それは自覚しています(爆)。
で、やっと搭乗。
お馴染みのキャセイ・グリーン。
これは747-400(744)ですね。
4クラス機材で、Fは9席、Cはメインデッキに24席、アッパーデッキに22席、PY26席、Y278席の大型機。
日系エアラインにはもう2階のある機材はないので、アッパーを選択。
階段を上ります。
あぁ、このシートね。
格好良く言うとヘリンボーンシート、悪く言うと棺桶シートです。
1-1の全席通路に向かっての斜め配列。
前に壁はなく、すべての席、前は通路です
パーテーションは高いですが、前後席の人は真横に来ます。
横幅が狭いので前後(横)の人が壁に身体をぶつけたり、立つ時に壁を掴むとすぐ分かります。
どの席も同じとえば同じなのですが、僕は空いていた中で88Kを。
これは真ん中の非常口前の席で、前はクルーシート、これなら離着陸の時しかこの席は使われません。
あとは89Kに誰も来なければ、棺桶と揶揄されるもののフルフラットにはなるし、前後の干渉もなく悪くありません。
頭の部分のクッションは大型で気持ち良いです。
ただご覧のような構造なので、アッパーは全席窓側席なのですが、振り向かない限り外は見えません。
通常窓下にある収納スペースも使えません。
なので小物をちょっと置くスペースには困ります。
ジャケットなどは預かってもらえるし、手荷物は頭上の棚に入れれば良いんですが、男性でも女性でも小さなバッグとか手元に置いておきたいものってあるじゃないですか。
シートからの目線はこうなります。
目線中央に来るのは、反対側の席の人の足。
やはりこの棺桶、いやヘリンボーン・タイプのシートはキャセイのビジネスの中でも不人気な方に入っちゃいますかね。
777-300ER、330-300辺りのビジネスクラス・シートの快適さを一度味わっちゃうと・・・です。