「ヒルトン・ブエナビスタ・トレド」は小さなホテル、4階建てで、客室数も117室しかありません。
予約は最低料金の一泊込み込みの料金で125ユーロ(日本円にして14000円弱)、レセプションで朝食は無料で取れますと言われたのが、ヒルトンの上級会員への特典なのでしょう。
そういえば、日本を出発する前に、このホテルからメールが届いていて、一泊140ユーロのプラスでスイートにアップグレードしますとか、ロマンチック・ターンダウン(ベッドに薔薇の花を散らす・・・)やプライベート・スパ、ハイドロサーマル治療などの案内メールが届いていました。
チェックイン時には何と「たった50ユーロの追加でスイートへ」のお誘いがありましたが、トレドではほとんど観光で外出の予定、しかも2泊する3日目は早朝と言うより夜中のホテル出発の予定・・・お誘いはお断りしました。
なので、ここは「普通の」部屋のはず。
ベルはおらず、自分でトランクを転がして移動します。
キーはカード方式です。
部屋に入ると・・・何これ、結構広いじゃん(笑)。
これで125ユーロ?
こういう観光地としてはホテル代激安・・・オフ・シーズンだからでしょうか。
一応トレドでは、町が一望できる「パラドール・デ・トレド・ホテル」(PARADOR DE TURISMO DE TOLEDO HOTEL)と並んで、代表的なホテルなのですが・・・。
広さは45平米弱はあるでしょうか。
落ち着いた色調の中に、スペインらしいというよりはトレドらしい文様を組み込んだデザインです。
木も多く使われていますが、最近の日本のホテルの合板より質感の高いものが多く使われています。
テーブルの上にはウェルカム・アメニティーのスイーツと、ガス入りの水のボトルが・・・。
(本当は「ガス無し」の方が嬉しいのですが・・・)
デスクやテレビのアーモアもしっかりした本格的なもの。
この辺は世界のヒルトン標準通りの品揃えです。
部屋が広いので、こんな風にベッドルームの前にドアがあります。
クローゼットはご覧のように2個大きいのが・・・。
でも奥行きはそうありません。
開いてみると・・・わりといろいろ揃っています。
バスルームも狭くないです。
「ヒルトン・バルセロナ」よりずっと良い作りです。
アメニティはいつもの「クラブツリー&イブリン」、ドライヤーは壁に設置タイプ。
シャワーブースがあるのは利点ですね。
バスタブの給湯はまずまずでしたが、排水には時間が・・・。
シャワーもこのタイプですから、このホテル、出来てまだそうはたってはいないのでしょう。
ヨーロッパのホテルらしくビデも完備です。
全体的に見て良いじゃないですか、このホテル。
画一的なデザインじゃなくて、トレド情緒も入っているし、何度も言いますが部屋も広いし、設備的にはヒルトン・スタンダードで、浴室も広いし・・・125ユーロなら大正解のホテルと言えるでしょう。
ここに2泊して・・・そしてマドリッドからロンドンを経由して日本に帰ります。