夏休み旅行 (20) シーフード・レストランでもブルース、そして更にブルース

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シカゴ2日めの夜もブルース三昧でした。
ランチもアフタヌーンティーもしていたので、もうそんなにお腹は空いていません。
そこで夕食に考えたのはシーフード、シカゴにも沢山のシーフード・レストランがあります。
シーフードなら、オイスターとか美味しそうでお腹に溜まらないものも、チョイス出来るはずです。

で、行ったのは「Shaw’s Oyster Bar」というシカゴ河畔に程近い、とても人気のあるお店。
予約なしで行ったのですが、ほぼ満席の店内。
良く席があったなと思えるほどの込み具合です。
中はテーブル席のレストラン部分と、ストゥール席のみのバー部門に分かれていて、そのバーの方からは何と強烈なブルースが聞こえてくるではありませんか!
何とブルース・ライブの真っ最中のようです。
えっ、これは嬉しい誤算。
シーフード・レストランでもブルースが聴けるの?シカゴでは。
これは、やった~!もう今日もブルース三昧じゃ(笑)・・・です。
とりあえずのオーダーは「chef’s choice oyster sampler (1/2 dozen)」。

フレンドリーなスタッフが早口でオイスターの種類を説明してくれますが、全部は聞き取れません。
たぶんQuonset Point、Jupitar Point、Eld InletやWellfreetなどと言っていたはずです。
これで12.99ドルです。
ここにはアジア系の顔立ちをした人の作るスシ・バーもあります。
メインは寿司にしてもいいのですが、寿司なら日本で食べたほうが(笑)・・・と言うことで、この店のもう一つの「売り」、「Shaw’s Maryland style Crab cakes」にトライしてみました。

良くある蟹肉のケーキですが、マスタード・マヨネーズとレモンで本当に美味しく食べられました。
濃厚な蟹肉、揚げ方もさすがです。
11ドル99でした。
(値段のほうも「さすが」ですね、笑)
ライブは「Mississippi Heat」というグループ、リーダーはピエール・ラコーラというフランス人のハーピスト(ハーモニカ・プレイヤー)ですが、ヴォーカルには黒人女性を据えています。

過去に8枚のアルバムを出していますが、僕もたまたま全部持っていたので、この奇遇ぶりには本当にびっくり。
ステージの合間にピエールとは楽しい会話で時間のたつのも忘れるほどでした。
彼はフランス人、ブルースが好きで好きでアメリカに渡ってきた人なので、英語を母国語としないもの同士、彼の英語はとっても分かりやすいものでした。

シーフードを食べながらのブルース。
もう1~2軒はブルースをはしごしたいものです(笑)。
さぁ、どこに行きましょう。
なるべく昨日とダブらないように・・・。
で、決めたのが、多少郊外に出ますが(タクシーで15分くらい)イタリア人親子がやっているブルース・クラブの「Rosa’s Lounge」。

名物オウナーのローザさんは膝の手術のためにイタリアに帰国中とのこと、ローザさんがいなくても、このクラブの「friendriest blues lounge」さは充分出ています。

この日はジェイムス・ウィーラー(James Wheeler)が主催するジャム・セッション。
世界中から腕試しに、色々なプレイヤーがステージに上がります。
ステージに上がる人たちの腕はまずまずと言ったところで悪くはありませんが、主役のジェイムズ(写真の右)が一声吠えると(笑)、雰囲気がギュッと締まります。
あとは何と言ってもジェイムズとコンビを組むキーボード(この店、シカゴで唯一「生ピアノ」が置いてある店なのです)のアリヨ(Ariyo)(写真の左)の上手さです。
顔を見て分かるようにアリヨは日本人、本名を「有吉須美人」(ありよしすみと)と仰います。
昨日見た菊田俊介氏といい、シカゴで活躍する日本人ブルース・プレイヤーは、確実にシカゴ・ブルースの屋台骨を支えている存在になっています。
嬉しいことではありませんか。
ま、そここそ「消えつつある」黒人音楽、ブルースの宿命でもあるのでしょうが・・・。
アリヨとも楽しい会話を・・・お兄さんはAIDSのご研究で有名な長崎大学の有吉先生だそうです。
知らなかったぁ。
この日も深夜1時過ぎまでブルース三昧、いよいよ明日はシカゴからメンフィスに移動です。
メンフィスでもブルースやR&Bに浸りまくるぞぉ(笑)!

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