弾丸ハノイ~もうこれ以上は食べられません (8) ぼられたライチ、「ナムフォン」でまたも麺、プール

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ハノイのレヴァンフー通りにある名店「フォーガーマイアイン」でフォーガー(鶏のフォー)を食べ大満足。

本場のフォーはやはり旨いなぁと、なおもその辺りをぶらついていると、あっ、ライチを伝統的なスタイルで売っているオバさんを発見です。
ライチはベトナムでは5~6月、そして7月の前半くらいまでがシーズン。
生の新鮮なライチが食べられるのは、ベトナムでも意外に短い期間と聞きます。

まるまるとした果実の皮をむくと張りのある白い果肉が出てきて、果汁は指をしたたり、とにかくみずみずしい・・・。
その上品で優しい甘さの生ライチは、今回の僕のハノイ旅行の目的の1つでもあったのです。
あ、オバさんが止まった、ベトナム人らしい女性がライチを買おうとしています。
ベトナム人が買うんだからローカルプライスだろうと、僕もオバさんから買うと意思表示。
そして写真を撮らせて・・・とお願い。
僕のそのゼスチャーに曖昧に頷くオバさん。
古いタイプのはかりで計って1キロ、50000ドンといいます。
さっきのフォーと同じ値段、8年前の値段に比して随分高い気もしましたが、日本円にすればたかだか約250円。
菅笠、天秤棒スタイルのオバさんを写真に撮りたかったので、50000ドンで了承。

するとオバさん、売るだけ売ってしまうと、さっさと行ってしまう・・・。
あれっ、写真は?
すると何と首を振って駄目だというのです。
なんだ、それ。

なんか悔しいので、ホテルに戻ってきた時、その話をすると
「ライチは1キロ15000~17000ドンくらいですよ、外国人だと思って吹っかけてるわ」
と、ホテルのフロントにいた女性。
何と彼女は重さまで計ってくれて
「1キロっていうけど800gしかないわよ」
とも・・・。
え~~っ、しっかりぼられてんじゃん、この僕が(涙)。
がっくりです。
後でネットを見ると、値段は皆さん色々で、現地在住らしい人に限っても20000ドンだったり40000ドンだったりしているみたいなので、僕だけ特別じゃなさそうですが、でもやられた~~~。
写真撮りたい一心で値段まで気が行かなかったんですね。
反省。
そうそう、ライチはベトナム語で「クゥア ヴァァイ」(Qu? v?i)と言います。
あとライチには体を温める効果があって、ライチを食べ過ぎると、身体がのぼせた状態になって、発熱、吹き出物などの症状が出ることがあるんだそうです。
これを「ライチ病」というと・・・(本当?)。
1日5粒くらいまでなら問題ないと言われているようですが、僕は一人で15粒くらい食べちゃいました(笑)。
でも何ともなかったです(と思ってます)。
ファンチューチン通りを「ヒルトンハノイオペラ」の方に戻る途中、何か感じの良い建物を発見。

前庭にパラソルを張り、その下で食事を出しているようです。
ここはブティックホテルか何か?
名前を見てみると「ナムフォン」(Nam Phuong )と・・・。

あっ、ここ知ってる、日本人ご用達の人気高級レストランのはず。
フランス統治時代の邸宅をリニューアルした、いかにもの店、朝食までやっているとは知りませんでした。
メニューを見せてもらうと、麺などを中心に、いかにもベトナムらしいもの。
わっ、ここも試してみたい・・・。
店員たちはさすが高級レストランのスタッフらしく礼儀正しく英語も理解でき良い感じ、お絞りから出てくるテーブルセッティングもさながら高級ホテルのレストランのようです。
箸の置き方もスタイリッシュ。
僕の後ろから扇風機も回してくれます。
で、僕の注文は麺は麺でも、ここではフォーにせず、ブンボーフエにしてみました。
ブンは麺の種類、ボーは何度も書いたように牛を意味していて、フエは中部ベトナムの地名。
ハノイのような北部中心の平打ち麺であるフォーに比べて、太い麺の料理です。

そしてスープの味付けにはレモングラスと赤唐辛子を炒めて作った調味料サテやニョクマム(魚醤)を使っていて、酸っぱくてピリッと辛いのが特徴。
さっきのフォーガーとは全然違う味の麺料理ですが、これまたベトナムを代表するもの。
高級レストランらしく薬味や野菜も別皿できれいに出てきます。

僕は思い切って赤唐辛子もかなり追加します。
野菜もこういう店のは安心でしょうと、一杯入れちゃいます。
ライム、もやし、香菜、ドクダミ、バジル・・・。
するする麺が胃に入って行き、スープの刺激で胃もどんどん開いていく・・・。
2杯目の麺なのに・・・です。
食べ終わると英語に堪能なスタッフが
「このレストランには日本人客は多いけれど、朝食時は珍しいです」と。
そして「中を見ていきませんか?」とも。
中に入ると、小泉元首相や安倍首相の写真が・・・。
びっくりしていると、その2人が食べたメニューが今では名物コースになっていて、多くの日本人がそれを頼んでいると・・・。
中のインテリアもベトナム・コロニアルで良い感じでした。

ここのお会計は71500ドン、日本円にすると約360円くらい。
こんなちゃんとしたレストランで申し訳ないような値段です。
この後は「ヒルトンハノイオペラ」に戻り、その2階のプールサイドで、しばし休憩。

小さ目のプールですが、オペラハウスとそれに合わせたかのようなホテルの合間で、感じは悪くありません。
泳いでいるのはベトナム人の子供一人。
こちらがオペラハウスです。

この日は起きてから軽くですが7階のエグゼクティブラウンジ、「フォーガーマイアイン」でフォーガー、「ナムフォン」でブンボーフエともう3回も朝食を食べていますが、この後4回目、オールデイダイニングの「バーミエン」でもどんなものが出ているか行ってみようと思います。
何しろ今回のタイトルは「もうこれ以上は食べられません」ですから(笑)。

追記:皆さんにお教えいただいて、僕がぼられたと書いたライチは、ロンガン(竜眼)だったことが分かりました。失礼いたしました。(7月27日)

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