雑誌のエアライン~LCC特集が相次いでいます。
これらの他に「日経トレンディ」最新号でもLCCの特集をしていました。
僕が旅の途中で読み物用に実際に買ったのは上の写真の2種類、もちろん切り口は違うのですが、「週刊ダイアモンド」ではLCCをどう使うか、「日経ビジネス」では日本のレガシー・キャリアがはたして生き残ることが出来るのかの中でLCCにスポットを当てています。
ま、LCCが提供する「格安」の恩恵を受ける客は、それと引き換えにLCCの低コスト経営スタイルを受け入れなければならないという制約の中で、どう旅を考えるか・楽しむのかなど、縷々書かれています。
「ジェットスター・ジャパン」、「エアアジア・ジャパン」というLCC2社の新規就航で、テレビでも頻雑に取り上げられ、雑誌でもこうして何度も取り上げられたので、LCCが何たるものなのか、そしてそのメリット・デメリットとはどういうものなのか、僕らにも次第にその輪郭がはっきりしてきました。
そんななか、先日「ジェットスター・ジャパン」就航初日の札幌発成田行き最終便が欠航、何と一般的な予想に反して同社が「欠航は当社の責任、予約した乗客にかかるホテル代、タクシー代、食事代、8000円分の予約確認券(バウチャー)を負担します」という態度に出たのには、僕自身びっくり。
LCCってこういうことをしないからLCCなんじゃないの・・・。
この異例とも思われる高待遇はマスコミの注目を集める初日だからこその特例ということなのでしょうか?
それとも他社との差別化という意味でもあるのでしょうか?
LCCに乗る客のほとんどはこれまでは飛行機に乗らなかった人たちだとのこと(こういう初便はやや別かもしれませんが・・・)、ただでさえLCCの感覚に慣れていない客に最初からこうした「甘い対応」をすると今後が思いやられることになりはしないかと思うのです。
成田空港には門限があるし、冬の札幌、台風シーズンの沖縄・・・。
あっ、さすがに天候が理由の時はこんなことはないでしょうが、スカイマークの「上から目線」のLCCサービス宣言あたりと差別化をしっかりしたいのでしょうか。