24時間の大連 アカシア通り

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春餅を食べたところから歩いて約5分、数年前に大連市が「槐花大道」(アカシア通り)と正式に命名した正仁街に到着です。

ここには、約500mにわたり300本のアカシアの木が道路沿いに植えられているそうです。
五四路からこの通りに入ってみます。
アカシアの木は思ったより大きく堂々としていて、花も随分高いところに咲いているのです。
だからその花を見るのに、上を見上げることになります。
この時間になると午前中の霧が嘘のように晴れ渡って、ポカポカ陽気の、でも日差しのとても強い天気に変わっています。

通りはのんびりしていて、道を行きかう人もまばらです。
アカシアの花の匂いが・・・とか書きたいところですが、そこまでの匂いはありません。
新華街を過ぎ、風鳴街と交わる辺りから、こうした日本式の家屋が現れてきます。

このレトロな雰囲気を思わせる一帯には昭和初期の日本式一戸建住宅がそのままの形で残っているのです。
(もちろん中国人居住中)
当時のままの玄関表札跡、街灯、雨水排水溝等々、これぞまさしく昭和初期にタイムスリップしたかのような旧日本人街です。
ただ、この風鳴街一帯は低所得層の廃品回収者が多く居住しているので撮影は慎重に、そして夜は近づかないことが必要だとのことです。

こんなブロンズ像もありました。
この昼下がりは、中国らしい喧騒も聞こえず、クラクションの音も無く、とても静かです。
「のどか」って表現が一番ピッタリな感じでした。

こんな小屋もアパートも、レトロな良い感じ出しています。

ちょうど大連はベリー類の季節、どこにでもこんな果物屋が店を広げています。

天秤棒をかついて売りに歩いている人もかなりいます。

サクランボがおいしそうです。
でもお腹は一杯、とても買う勇気がありません。
この後また五四路まで戻り、歩いて数分のスーパー「ウォルマート」を目指します。

路面電車

大連市内には3系統の路面電車が走っています。
最新型の車両は202路に配備されていますが、日本製もある昔懐かしい車両は大連駅を起点として東の方に走る203路です。
1996年頃放映されたサントリーの烏龍茶のテレビCMはこの路線だといわれています。。
運転手はたいてい女性で、そのガタゴト感は乗り物ファンの心をいたくくすぐります。
僕なんか何回乗っても、何回通り過ぎるのを見ても飽きません。
でも、それはこのレトロな203路の電車のほうだけ。
うちの奥さんは、そんな僕にただただあきれていました(笑)。

 

ロシア風情街

「ウォルマート」の入り口です。
お馴染みマクドナルドの中国語も、もうすっかりお馴染みですよね。

地下に降りるところにあるお茶屋さん(大連中、いや中国のどこの都市にもあるチェーンのお茶屋さん)の女性に捕まり、お茶をご馳走になりました。
お茶は口の中で甘く、歩き疲れた体にはとても美味しく感じました。
でもさすが中国、すぐに電卓も出てきちゃいます(笑)。
適当なお茶を買って(お茶専門店もリストアップしていったのですが、そこまでいく時間と元気が消えかけていたので・・・きっとこういう店は高めの値付けなんでしょうけど)、後は地下の「ウォルマート」に降りて、中国食材で面白そうなものを買いあさります。
こういうときの奥さんの顔は輝いてましたよ(笑)。
パパイヤとか白瓜も買って、今夜のお夜食、あるいは明日の朝食用にします。
このあと、タクシーで某所にお邪魔しご挨拶。
中の見学とか今夜の食事とかのオファーをかなり(しつこく)受けましたが、「ワイフが外で待っている」の一言で逃げ出し、またタクシーでホテルに戻りました。
ここまでまさに計画通りの進行です。

ホテルに荷物を置いて、今度はホテルから歩いて数分の「ロシア風情街」に出かけます。
場所的には、「勝利橋」の北側一帯がロシア街になっています。
両側におみやげ物屋が並び、歴史を感じさせる古い建物は路地の奥にありました。

赤い旗の間に見えるシルバーに輝く高層建築が、ホテルニッコー大連です。

観光バスが何台も乗りつけていて、それなりに人は出ていましたが、全体にはとてものんびりした風景でした。
どの店も売っているものは同じ、ロシアの民芸品、望遠鏡、アクセサリー・・・など。
とても日本人の感覚では、手が出るものではありません。
まぁ、ここはロシア「風情」を楽しむだけのところ。
僕らはこの一番奥の廃屋のような旧建築がもっと見たかったのですが・・・。

繁華街

ロシア風情街からタクシーで大連一の繁華街、青泥窪橋地区に移動です。
勝利百貨の前でおろしてもらいます。
もちろんタクシー料金は8元(約110円)のまま、大連での移動はタクシーが本当に安くて便利です。
大連駅前の「VICTORY」流行館ではアパレルの他、家庭用品などが、美食館では台湾飲茶、レストランなどが集結しています。
地下には銀行、ボーリング場、小さな構えのファッション店が多数あって、お土産店なども集まっていました。

こういう感じは、ちょっと漢字が多いかなってくらいで、ほとんど日本と同じ気がします。

これは勝利広場の向かい、中山路に面している「秋林女店」というデパート。
なんと旧「三越」なんだそうです。

甘いものにもつい眼がいってしまいます。

つきたてのお餅が本当に美味しそうでしたが・・・・いかんせんお腹に余裕が・・・・(泣)。

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