ラフィエット墓地@ニューオーリンズ

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前の日はハロウィーン、ということはこの日11月1日は「万聖節」(オール・セイント・デイ)と呼ばれる日になります。
(その翌日、11月2日は「万霊節」、オール・ソウル・デイです)
オール・セイント・デイは、日本で言えばお盆の墓参りのように、故人をともらいに、墓場に花を捧げに来る人の多い日です。
いくらニューオーリンズの墓場が独特でも、一度見てみたいと言っても、何しろ墓場は墓場です。
普段なら人気(ひとけ)も無いでしょうし、ちょっと危険な匂いもする場所です。
だから、いつもより人が多く出ているはずの今日、しかも陽のあるうちの訪問が必須、と考えたのです。

ニューオリンズ観光に欠かせない(?)この墓地。
有名人のお墓があるというわけではなくて、ここでは墓地に並ぶ墓そのものが見どころなのです。
こうして実際に墓地を訪れてみると、家のような巨大なものから芸術作品のような彫刻がほどこされたものまで、実に不思議な光景が広がります。
昔はミシシッピ川が氾濫するたびに街が水浸しになったため、地中に埋められていた棺がプカプカと浮くのを防ぐ目的で、地面から高いところに棺が置かれ、その棺を保護するように大きな墓が作られたということです。


一番有名な墓地は、フレンチ・クォーターの北にある聖ルイス墓地1番(St. Louis Cemetery #1)でしょう。
有名なブードゥー・クイーン、マリー・ラヴォーの墓がそこにはあるんだそうです。

でも僕は、ガーデン・ディストリクト見学を兼ねながらのこの墓地で充分。
夕方の5時過ぎというのに、まだお墓の前で敬虔な祈りを捧げている家族が、何組もいらっしゃいました。
さぁ、僕は忙しい(笑)・・・すぐにストリート・カーでホテルに引き返し、今度はルイジアナ音楽一般を扱っているレコード屋(今はCD屋というべきでしょうか・・・ここではまだアナログのヴィニール盤も扱っています)で、某コレクターと待ち合わせです。
彼も忙しい人、人のうちの軒先を借りて(笑)、短時間でのやり取りをします。
前もってメールで何度も打ち合わせていますが、外国で初対面の人と待ちあわせって、ちょっと緊張します。

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