ストリートカー@ニューオーリンズが来ました

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映画 「欲望という名の電車」 で有名な路面電車、セント・チャールズ・ストリート・カーがホテルの前を走っています。
料金は片道$1.25、24時間動いていますが、夜は1時間に1本なんてこともあるようです。
時刻表は特になく、時には2台続けてきて、その後が20分も来ないなんてことも・・・。
でも日本みたいに、皆、時計を見てしかめっ面・・・ってことはないようです。
僕はこれからこのストリート・カーに乗って、緑豊かなガーデン・ディストリクトまで出かけてみようというのです。


このセントチャールス線は、カナル通りとアップタウンを結ぶ路線で、世界で最も古い市電として有名です。
車両は昔のままで、もちろんエアコンもなく、木のベンチに豆電球と相当にクラシック。

南北戦争前に建てられた豪邸通りをそんなレトロな市電から眺めることは、観光客にとっては1つのアトラクションと言えるほどなのです。

乗ってみても本当に古い車両。
これでよく動いているものですね。

駅の名前が無いので、地図を片手に通り過ぎる通りのネーム・プレートを見ながら、ラフィエット墓地近く(と思われるところ)で降ります。
南北戦争勃発まで経済の中心地として栄えたニューオリンズ。
綿花販売、奴隷貿易、国立銀行などで財を成したアメリカ人は、ギリシャ復興様式やイタリア式、ビクトリア朝の大邸宅や、16世紀フランスの建築家マンサールが考案したと言われているマンサール屋根(mansard roof)と呼ばれる二重勾配屋根(腰折れ屋根とも呼ばれる)や塔をつけた大邸宅などを次々に建てて、この地域は資産家の邸宅が並ぶ住宅街に発展しました。
それがこのガーデン・ディストリクトです。
現在はニューオリンズの有名人や政治家、ミュージシャン、資産家などが住む閑静な高級住宅街で、米国歴史地区にも指定されているそうです。

ガーデンディストリクトの有名な豪邸を網羅した地図も出ていますが、残念ながら僕にはそれらを訪ね歩くほどの時間はありません。
ただ適当な駅で降りてラフィエット墓地に行くまでのほんの数百メートルの間で見た風景を写真に残しただけです。
それでも十分に豪邸ぞろいですよね。
これは新しそうな家ですが、売りに出ていました。
周囲の風景と溶け込んでいます。
どなたかお買いになられますか?
値段は書いてありませんでしたが・・・(笑)。

歩いているうちに、墓地のある通りに到着。
さぁ、急いで・・・。
僕の旅はいつも急ぎ足です。

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