焼肉 : ソウル vs 東京 

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東京

パークハイアットに泊まった日の夜は家族で焼肉。
それぞれの仕事場から、この実に妖しい場所にある(笑)うちの行きつけの店に集合です。


ここでは注文なんかしません。
嫌になるまで、店長にお任せで、肉を出し続けてもらいます(笑)。
相変わらずどこの部分の肉も最高です。

僕ら夫婦はナムルなどの前菜と各種の肉でもうお腹一杯、最後にビビンバまで食べられてしまう子供達の「若さ」がちょっとうらやましかったです(笑)。
奥さんは用事で家に帰り、僕だけホテルに。
翌日は朝プールしてから朝食、そして8時にはチェックアウトして仕事に直行の予定・・・例によってまたもテレビつけっぱなし、カーテン開けっ放しで熟睡してしまいました(笑)。

ソウル

新宿の焼肉屋から、話はソウルに飛びます。
ソウルでは、焼肉と言ってもテジ(豚)ばかり食べています。
だって、牛の焼肉は確実に日本のほうが美味しいですからね。

今回選んだ店は実にマニアック。
名前を「サムソンパルガンヤンニョムスップルクイ」と言います。
いまネット検索もしてみましたが、この店に触れられた記事は見つかりませんでした。
店の場所は大きくいえば市庁(シチョン)、その中の飲食店密集地の北倉洞にあります。
でも廻りはハングルだらけ、おおよその場所を聞いて行ったってちょっとやそっとで゙は見つかりません。
こうして店の写真を撮ってみると漢字で「元祖」の字を探せ・・・と教えて上げられるのですが・・・。
店の中は典型的な中級以下の焼肉屋。
一応は無煙ロースターだし、壁にかかっている共用の赤いエプロンもある。
どういうわけかこういう焼肉屋の油はね防止のエプロンは赤いです。

店にたった一つしかないという(本当?)メニューは豪華で立派なもの。
一応英語と日本語(間違いだらけ)の表記付きです。
でも日本人ガ果たしてこんなローカルな店にまで来るものなのかどうか・・・。
そのメニューの内容もシンプル、だって4種類しかメニューが無いのですから。
僕の注文はその右上のトングランテン。
この店に来る人はほぼ全員オーダーする名物料理・・・トングランテンとは「丸くて平べったい」と言う意味だそうです。
豚の肩ロースを丸い棒状にして冷凍した後、肉を丸く平べったくスライスします。
これをニンニク、生姜、タマネギの絞り汁に粉唐辛子など13種類を加えた薬味(ヤンニョン)で味付けしたものを焼く・・・というメニューです。

韓国では、こうした焼肉メニューは1人で行っても2人前からの注文になります。
店のアジュマはトングランテンを「ハナ」、カルビを「ハナ」?と聞いてくれます。
「ハナ」は数字の「1」。
2種類出してあげようか?という親切心なのです。
でも普通のテジカルビなら他でも食べられます。
そこで、トングランテンを2人前出してもらいます。
残したって良いや・・・だってこれらのバンチャン(おかず)付きで、日本円で1300円もしないんだもの。
で、これがトングランテン。
すごい色でしょう?

で、これを焼く時は肉を鉄板の周りに置いて焼くと良いようです。
写真に撮るためにこれは肉を中央に置きましたが、ニクのソースがこびりついて焦げやすくなるのです。
アジュマの説明も、その10分の1くらいは理解できました。
人間、言葉は通じなくても、何とかなるものですね(笑)。
食べると辛~~~い、でもとても嫌味のないさわやかな辛さです。
たっぷり出てくるサンチュとエゴマの葉に、焼けた肉と、白髪ネギを挟んで食べます。
美味い、美味すぎ・・です。
口が辛くなったら、付いてくる甘酸っぱいさわやかなムル(水)キムチを一口。
あらら・・・辛さが消えていきます。
日本人だからどう・・・と言うこともない対応だし、頼めばカードも使えそうです。
これは美味しい店に当たりました。
ご馳走様!です。
ロッテ・デパートからこの店に行くのに、ウェスティン・ホテルの駐車場を通るというショートカットをした時のお写真。

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