「イルムリーノ」での白トリュフ

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まっつん先生に東京ならではの味を!と思って考えたのが、ここ「イル・ムリーノ」。
夜に雨になっても濡れないで帰れるように、宿泊先のハイアットから通りを渡ってすぐのこの店を選びました。
(けやき坂を渡らない、つまりハイアットから屋内通路で行ける店の多くは、こういう「ハレ」の日には不向きな店が多いです)

ヒルズ全体のキラキラ感がなくなっている今でもこの店だけはお客で一杯でした。。


さすが「ザガット・ニューヨーク」で、19年間イタリアン部門第1位に君臨する店「IL MULINO NEW YORK」2号店だけのことはあります。


まっつんには、ここは東京ですが、東京とニューヨークでしか味わえない、ザガットが言うところの「最高の食材、ガッツィー&ガーリッキーな味、そしてビッグポーション」という「アメリカ風イタリアン」を是非味わってほしかったのです。
このタイプの店は東京以外には、日本にはないでしょうから・・・。
当然予約はハイアットのクラブ・ラウンジから。
このほうが絶対良い席が取れます。


エントランス左がバー兼クラブ、外人率は今でも高い場所です。
右がダイニング・エリア。


以前来たときのように、中はかなり暗いです。
あまり暗いと料理の色が良く見えなくて、僕は暗すぎる店はあまり好きではありません。
それに写真もきれいに撮れないし・・・(笑)。


無料で出てくるアンチパスト、おいしいけど塩分きつめ。
これがまっつんのワインには最高だったようで、まっつん、またまたワインをぐいぐい・・・。
よく飲むねぇ、ほんと。


で、まずプリモ・ピアット。
これはメニューには出ていない今日のお店のお勧め、白トリュフのパッパデッレを。
白トリュフ・・・そうです、まさに季節ですものね(少し遅すぎか?)。

トリュフは皆さんご存知ですよね(失礼)。
もちろんキャビアやフォアグラと並ぶ世界三大珍味のひとつです。
「黒いダイアモンド」とも称される大地からの贈り物・・・。
黒いダイアモンド?そう、それは黒トリュフのお話。
今日食べるのは、黒トリュフよりもっと希少価値の高い白トリュフ、人呼んで「白いダイアモンド」というものです。
世界でも貴重な白トリュフは毎年オークションも行われ、昨年は、なななな・・・なんと750gの白トリュフには、14万3000ユーロの値段がつきました。
さらっと言いますが、日本円で約2300万円です。
そんな白トリュフは秋からが旬。
黒の何倍も刺激的で魅惑的な白トリュフをまっつんに味わってもらいます。
黒トリュフはイタリア以外の国、フランス、スペインなどでも採れますが、白トリュフと言えば、やはりイタリアです。
中でも北イタリア、トリノを州都とするピエモンテ州アルバのものが最高と言われています。
アルバは、バローロやバルバレスコなどイタリアでも最高級のワインが作られるエリアのひとつです。
「アルバのトリュフですか?」と聞いてみると、ピエモンテのであることは確かだけどもアルバ産かどうかはわからないとのお答え。
正直ですな。

幅広麺のパッパデッレにの上に、スライサーから削りだされる白トリュフ。

もう削っているときに、トリュフ・ファンには「あの」匂いが漂ってきます。
まっつん曰く
「すげ、うめ」(笑)
まっつん先生、それしか言うことないの?
初めて白トリュフなんて知った、とのことで、これからこの匂いは、まっつん先生、麻薬ですよん(笑)。
ま、この一皿で高級フレンチ・レストランのフル・コースの倍以上の値段ですから、まっつんにはそのくらい喜んでもらえて当然なんですけどね。
で、今後はセコンド・ピアット。
ここはこの店名物のミラノ風のカツレツをいただいてもらいましょう・・・ということで、これ。

まさにこの店の料理ポリシーを表しているようなビッグ・ヴォリューム。
写真で見ても、そのとんでもない大きさわかるでしょ?
まっつん曰く
「わらじトンカツみたいだ」
って、わらじトンカツって何?
カツの上にルッコラなどのイタリア野菜とドレッシング、肉は見事に薄くて揚げ方も絶妙。
まっつん、「でかすぎ」などと言いながらも完食です。
そして、デザートのティラミス。

さすがにこれは二人でシェアしました。


ワイン代もあって大変な散在でしたが、たまにはこういう贅沢も良いでしょう。
いくら話しても話題が途切れない楽しい会話、美味しい食事(まっつんにはお酒)・・・こういうときにお金をケチっては、人生を楽しまないことになりますものね。

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