フォアグラ丼、こんなのばかり食べてると・・・(笑)

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ハンガリーがフォアグラの一大産地なことは前に書きました。
中級以上のハンガリー料理のレストランには、どこも当然のようにフォアグラのメニューが並んでいます。
街のスーパーでは含有率50%くらいのペーストはたいてい売っていましたが、フォアグラ100%の「ナチュラル」というほうの缶詰は、グルメ・ショップや空港の免税店でしか見ませんでした。
空港の免税店には、市場の専門店や高級めのデリ・ショップで見るフレッシュな(あるいはチルドの)ホールやカットされたフォアグラも置いてありません。
こうした缶詰だけです。
ま、いくら真空パックされていても温度管理からして、缶詰以外は持ち帰れそうもありませんけどね。
ブダペストのフェリヘジ空港の免税店(そう大きくない)で売っていたのはこれです。
ハンガリー産フォアグラの一大メーカー、王冠マークと「REX CIBORUM」という名前(会社名?)が付いた「LIBAMAJ」と「KACSAMAJ」の2種類。
前者がgoose liver、後者がduck liverのフォアグラです。
(パリのシャルル・ド・ゴール空港なら、絶対ROUGIE「ルージエ」社のフォアグラでしょうけどね)

もともとフォアグラにはgoose、鵞鳥(ガチョウ)の肝臓を使っていたようですが、鵞鳥よりも鴨の方が飼育が楽で、病気にも強いことから、近年では鴨のフォアグラの生産量が増加しているそうです。
僕らは鵞鳥も鴨も両方ともついフォアグラと言ってしまいますが、正式には鴨のフォアグラのほうは、フランス語では「FOIE GRAS」ではなくて「FOIE CANARD」と言うと思います。
人気としてはやはり鵞鳥のフォアグラの方でしょうか。
それは、鴨のよりも融点が高く、加熱しても溶けにくいために料理がしやすく、その味わいが鴨より「まったり」系でコクがあるからでしょう。
ソテーするにはこちらですね。
一般的にも鵞鳥のの方が、鴨より高級と言われています。
対する鴨の方は、鵞鳥のよりも融点が低いので、口どけが良く舌ざわりもナチュラルで、少しあっさりした味 わいといえます。
ソテーにもしますが、冷製のテリーヌなどにはこちらかもしれません。
値段は、空港の免税店でハンガリー出国時に、余ったフォリントを使い切ってしまおうと現金で買ったので、正確な値段を覚えていないのですが、100グラムの鴨と写真の140グラムの鵞鳥の両方で、日本円にして2700円くらいだった気がします。
お土産用として2セット買いましたが・・・・へへへ、すべて我が家用になってしまいました(笑)。
その理由は、自己流で作った「フォアグラ丼」が美味くて・・・(笑)、人様に上げる分のフォアグラがなくなってしまったからです。

これは試作1回目のもので、奥さんがいない時の自己流簡単丼、普段料理をきちんと作っている方には見せられたもんじゃない写真ですが、僕の記録としてあえて・・・(笑)。
フォアグラは素人には鵞鳥の方が扱いやすいです。
ソテーしても型崩れが少なめですし・・・。
この後だいぶいじりましたが、最初のこの時は
缶詰のフォアグラなので塩とコショウは浅めに振る
焼色をきれいに出したかったので、フォアグラの両面に小麦粉を少し付ける
熱したフライパンにオリーブオイルを適量いれ、フォアグラをソテー
フライパンに残った油に、バルサミコ酢、醤油、チャツネ、蜂蜜を入れ、ソースを作る
フォアグラにソースをかける
・・・で行きました。
付け合せはなんても良いのですが、この日は冷蔵庫にあったオクラと、茄子とキノコのソテー(こちらは味を濃くしないであっさりと・・・)を丼に乗せてみました。
以外にも醤油が効いて、どう作っても美味しく食べられます。
ただフォアグラを厚く切りすぎたとか・・・いくつもの反省点があって、なかなかプロの方のようにきれいには出来上がりません。
でも個人的に美味さは保障付きです(自慢?笑)。
でもこんなものばかり食べていたのでは・・・ですよね。
反省です(笑)。

ちなみに、フランス語で「フォア(FOIE)」は「肝臓」を、「グラ(GRAS)」は「脂の多い、肥大した、太った」を意味します。
即ち、「フォア・グラ」は「脂肪肝」と訳すことが出来ます。
ただし、病気としての「脂肪肝」はフランス語では「STEATOPHEPATITE」といいます。。

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