バルセロナから「アヴェ」03152便でマドリッドに到着。
事前の予定ではここでタクシーをチャーターしてマドリッドの町をクイック観光するつもりでしたが、「アトーチャ」駅のやや暗さのある田舎っぽい雰囲気、それにちょっとした僕自身の疲れもあって、それは断念してしました。
今になって思えば「アヴェ」の中で寝ておけば良かった・・・ま、なかなかすべてそう上手くは行かないものです。
日本で僕が使った「マックスビスタトラベル」では、バルセロナからトレドまでの中距離列車「アヴァント」(AVANT)の切符は買えなかったので、この「アトーチャ」駅で「レンフェ」(スペイン国鉄)のカウンターに行きます。
バルセロナより更に英語通用度の低いマドリッド、どうなることかと思いましたが、こういうところはほぼ世界共通、簡単な英単語と僕の推測で、何とかなりました。
番号札を取り、その番号の表示されたカウンターに行くというシステム。
トレドまではモノ・クラス・・・つまり「トゥーリスタ」クラスだけということで、当日売りは10.6ユーロでした。
乗車時間は約30分としても、「アヴェ」よりはずいぶん安い値段ですね。
「アヴァント」08192便トレド行きは、午後7時50分の出発、まだ1時間以上時間があります。
なので、「リモワ」のトランクを引きずりながら「アトーチャ」駅の中を色々見て回ります。
駅のコンコースの天井は昔の上野駅みたい、そこに大きなグリーン・ゾーンがありました。
駅構内はかなり田舎っぽい(ダサい?)風情、特に衣料品や雑貨の店がひどい・・・(笑)。
バルセロナから来ると、相当に泥臭く感じます。
飲食店はリストランテからバル、ファストフードまでより取り見取り、こういう店はもうどこの街でも変わりはありません。
出発30分前にセキュリティ・チェックを抜けてホーム側に・・・居心地の良い椅子を見つけて荷物の整理をしたり、メールを送ったり・・・。
公衆トイレの見つけにくいスペイン、さすがにここは駅なのでトイレは数か所にありましたが、バルセロナほど綺麗ではありません。
綺麗好きな方はご注意を・・・「アヴェ」の列車内のトイレの方が清潔感に溢れています。
話を変えます。
自分の乗る列車が何番線から出発するのかは、日本と違って、出発の直前まで表示されないことが多いです。
これが僕の乗るトレド行き。
席は指定席、以外にもほぼ満席です。
こんなにもたくさんの人がトレドに行くのでしょうか?
時間帯からして、観光客というより地元の人が多いようです。
約30分で「トレド」駅に到着。
なかなかに雰囲気のある駅です。
空気はきりっとしていて、バルセロナよりかなり寒い感じ。
ただ後で聞いたのですが、この「トレド」駅、建築は「トレドらしく」見せかけているだけで、全くの近代建築、歴史的モニュメントとしての価値はないものだとのことです。