「ホテル椿山荘東京」にも新春そうそう宿泊したことは報告済みです。
詳しい宿泊レポートは、「パークハイアット東京」の後になるので、もう少しお待ちくださいね。
今日はその宿泊時のディナーについて、です。
大昔は「ビーチェ」のあったところに入ったイタリア料理の「イル・テアトロ」で夫婦仲良く・・・と書きたいところでしたが、奥様、連日の食べ歩きで「胃が疲れちゃったみたい」とリタイア。
僕一人だけでの食事となりました。
このホテルはメイン・エントランスを入ったところが3階。
その階にラウンジの「ル・ジャルダン」、オールデイダイニングの「ザ・ビストロ」、そしてこの「イル・テアトロ」があります。
「イル・テアトロ」のエントランス。
重厚な黒服スタッフのサービスは、ファインダイニングのそれ。
レストラン内はかなり広く、個室を含め、いろいろな席がありますが(100席くらい?)、もうだいぶ席も埋まっていたので、写真パチパチという訳には行きませんでした。
皆さん結構ちゃんとした格好をされていて、僕のカジュアルな服はやや浮き気味だったかもしれません。
店内はイタリアの豪奢な邸宅風インテリア、ヴェネティアン・グラスのシャンデリア、フラワー・アレンジメントが素敵なアクセントとなっていますが、窓の外はすでに暗く、素敵な庭園も暗闇がメインとなっています。
青いゴブレットは「ビーチェ」時代からですかね。
この店と「ビーチェ」は何か関係があるんでしょうか?
やはりこういうレストランでは一人は寂しいの一言、でも部屋にいる奥さんを呼ぶわけにもいかないし・・・。
予約は前日に大手予約サイトの「一休」から35%OFFになっている「和牛サーロインもお楽しみ頂ける季節のディナーコース全6品」というコースを税サ込で10000円で・・・。
割引率に惹かれて(笑)このコースを予約しましたが、これ、実際にはレストランのメニューにある「記念日プラン」
というプラン(13000円+サ)から、乾杯の飲み物、ミニブーケ、メッセージ付きデコレーションプレートのデザート、デジカメによる記念撮影といった食事以外のサービスを除外したもので、けっしてそんなに安くなってるわけではないよう。
騙されたという程でもないのですが、OFFという言葉に弱い僕はちょっと反省です。
料理ですが、まずはアミューズの鶏の詰め物。
次いで4種類のアンティパストミスト。
左からフォアグラのムース、トマトとモッツァレラチーズ、ミル貝の下にキヌア、鴨でした。
周囲のソースはパッションフルツとバジルの2種。
味は普通かなぁ、美味しいとびっくりするほどでもないし、さりとて不味くもないし・・・。
籠盛りのパンは黒オリーブ入りのチャパタ、ハードロール、ローズマリーを上に散らした南瓜のフォカッチャ、それぞれ違う味のグリッシーニといろいろ。
付いてくるディップはドライトマトにケッパー、アンチョビ(たぶん)などの入ったものと、リコッタチーズ・ベースのもの、これはパンと合わせると、パンだけでもどんどん行けちゃいます。
パスタはサフラン味のフェットチーネで、ソースはオックステール。
手打ち生麺の良さと、ワインで仕上げたであろうソースの美味しさで、これは〇でしょうか。
左側の板状のものはチーズで、崩してパスタと一緒に食べます。
次はリゾットで、茸のリゾットにハーブサラダが添えてあり、ポルチーニのパウダーもかけられ、上にはグリルしたサーモンが乗っているという一皿。
リゾットは悪くなかったですが、サーモンと合うかなぁ?
メインはコース・タイトルにもあるように和牛料理でした。
和牛のローストにトリュフとフォアグラのフリッタータと季節の野菜を添えたもの。
これは和牛の肉質をもう1ランク上げてもらいたかったかな・・・。
フリッタータは小さいながらかなり美味しく、野菜も旨み充分。
パタゴニアの岩塩や、バルサミコ酢とホースラディッシュを合わせたもので、肉にアクセントをつけると、更に美味しく食べられました。
デザートはまずカモミールのグラニテ、上には紅茶のジュレが乗っていて、口直しには最適。
メインのデザートはティラミスとマスカルポーネのアイスクリームでした。
ティラミスはティラミスなのですが、レストラン・デザートらしく凝ったシェイプのプレゼンテーションで、これは悪くないかったですよ。
最後にエスプレッソと、プチフール。
う~~ん、僕の好みにはド・ストライクとは言えないものも多く、割引率で選んだことを反省しつつ、もっとしっかりメニューを見てから食事すれば良かったと思いました。