初秋の韓国弾丸 (5) ウォンジョサンパッチッ

スポンサーリンク

「ミレニアム・ソウル・ヒルトン・ホテル」で荷物を置き、またも僕らはソウルの町に飛び出します。
ホテルの前では黒塗りの「模範タクシー」が客待ちをしていますが、僕らは一般のタクシーで十分です。
ドアマンに「ローカル・タクシーを・・・」と声をかけて、一般のタクシーが来るのを待ちます。
初乗り2400ウォン(約160円)からのタクシーはとても安く超便利、最近はタクシーで嫌な思いをしたことは一度もありません。

出かけた先は東大門、「買う」ではなくて「食う」ほうで、です。
目指すは日本人があまり行かない店の代表として「ウォンジョサンパッチッ」というローカルな店。
奥さんの「野菜とサムギョプサル(豚の三枚肉)の両方が食べられる店」というリクエストに答えて、僕がネットで探してきたところです。

店は昼夜通しで営業しているようで午後3時過ぎという中途半端な時間にもかかわらず、数組の韓国人のお客が・・・。
店内は肉とキムチの匂い、床は油でべとついているような気がする、本当に日本人はあまり来ないだろうなと思わせる店です。

ここの「売り」は「サンパッジョンシッ」(サンパッ定食)。
新鮮な30種類位の野菜にサムギョプサルを包んで食べる料理「サンパッ」は、まさに奥さんの希望通りの食事。
別に野菜と一緒に包むものはサムギョプサルじゃなくても何でも良いようで、「サンパッ」と呼ばれる料理一般については
http://www.seoulnavi.com/food/menu_detail.php?menu_seq=202&article_id=1010556
が詳しかったです。

例によってテーブル一杯のバンチャン(おかず)が並びますが、やはり圧巻はその野菜の量。
本当に30種類あったかどうかは否定的ですが、ワカメなど海藻も入れれば15種類くらいは並べらていました。

まずはこの薄切りの豚肉を醤油ダレに付けてから、鉄板で焼きます。
本格的に食べる時にはもう一皿肉を取った方が良いですが、実は僕らはこの夜もう一軒本格的な焼肉に行く予定なので、あまりお腹一杯になりたくないのです(笑)。
最初は店のオネーさんがすべてやってくれます。
肉が焼けたら好きな野菜に好みの味噌を付け、唐辛子やニンニクも一緒に挟み、大口でほおばります。
野菜も肉も同時に取れると、奥さんは自分の希望通りで大喜び。
食事が中盤に差し掛かるとチゲも運ばれて来たり、バンチャンのお替りもどんどん来ます。
僕らはあまりの量に途中でギブアップ。
これで一人たったの9000ウォン、日本円にして600円弱、信じられないような値段ですね。
場所は地下鉄1号線か4号線の「東大門駅」の1番出口を出て反対方向に20メートル程進み、右に見える路地に入り、しばらく進むと左手に見えてきます。
迷わなければ駅から(まで)約2分の近さです。
僕らはこの後「明洞」へ、ここでまたうちの奥さんの怒涛の化粧品買いの再開です。

タイトルとURLをコピーしました